化粧品は豪華なパッケージに包まれているもの。そんな業界の常識にとらわれず、オルビスでは1990年から薄いフィルムの簡易包装を採用。今では、化粧品のほとんどがこのシンプルなパッケージです。創業当初は、箱で包装していましたが、少しでもゴミを減らしたいとの思いからフィルム包装に切り替えました。
当時は、社会的に環境意識が高まる前でもあり、化粧品を簡易包装でお届けすることに不安もありましたが、お客様の「ゴミが少ないからうれしい」「中身がわかりやすくていい」という声に後押しされ、ほとんどの商品にフィルム包装を採用しました。
このパッケージ、実はヒントは「あんパンの袋」。中の空気がクッションの役割を果たすことで柔らかいパンを保護する仕組みに着目し、オルビスでもフィルム袋で商品を包装。この合理的な簡易包装が、商品を保護してお客様へ確実にお届けすることと、省資源・ゴミの減量化の両立を可能にしました。
2014年以降は、さらなるゴミの削減・環境負荷軽減のために一部商品でパンフレットとフィルムをなくし、商品容器に表示をする「フィルムレス化」を進めています。