富士山の森づくり 山梨県鳴沢村

環境変化に強い森づくりを目指す、壮大な森林プロジェクト。

枯死した広大な人工林を自然林に近いかたちに。

森づくり活動の第2弾として「富士山の森づくり」プロジェクトへの参加が2007年5月にスタート。富士山にも病害虫の被害によって樹木が広範囲に枯死した場所があるため、大々的なサポートが必要とのオイスカからの話を受けての参加でした。
枯死したのは、40年前にマツ科の針葉樹であるシラベを一斉に植栽した人工林で、単一種のため被害が一斉に広まったといいます。そこで、環境変化や病害虫に強い森をつくるため、できるだけ富士山の自生種を用いた森づくりを実施。被害の少なかった場所も列状に伐採し、そこに広葉樹を植えることで将来的な被害を防ぐ、強い森づくりを行うことになりました。

大がかりな協働作業がスタート。

再生を必要とする面積は100ha、植林面積だけでも約40ha。広大な森林を長期的な視点で再生し、理想の森にするために、行政、NGO、10数社の企業に加え、林業のプロである地元森林従事者や森林の専門家も加わった協働プロジェクトが始まりました。
オルビスは、春の植林をはじめ、夏の下草刈りなどのメンテナンス活動にも参加してきました。

2007年5月縲鰀 森づくり活動
対象面積 約100ha※ 内植面積 約40ha※ 植林地の標高約1,600m ※他企業、他団体を含めた「富士山の森づくり」プロジェクト全体 2007年1,000本 2008年1,100本 2009年900本 2010年1,000本 2011年1,100本
苗木累計5,000本を植林/5年間 約3ha 約570人参加 CO2吸収換算※ 年間11.6t(2010年度、山梨県換算)※他企業、他団体を含めた「富士山の森づくり」プロジェクト全体 鹿の食害防止対策※ 苗木にネット設置620本(98名参加) ※2012年4月実績
植栽した木
ブナ ミズエラ カエデ ヤマハンノキ ヤマザクラ

植林活動終了後も、メンテナンス活動を継続。

2007年に始まった植林活動は、2011年で終了し、その後は、植えた苗木をしっかり育てていくために定期的なメンテナンスや専門家による調査などを行っています。
その一つとして、2012年9月に一度、野生の鹿の食害を防止するネットガードを設置。2007年のプロジェクト開始時にも、生分解性のプラスチックガードで苗を保護する食害対策は実施していました。しかし、5年が経過してカバーが朽ち始めた頃、成長した苗木に再び食害が発生。そのため、再度ネットを設置して木を保護する策を講じています。
自然相手の取り組みは、予測どおりに行かない事が多々あります。今後も、臨機応変に対応しながら、継続的な支援をしていく予定です。