武田の杜 山梨県甲府市

行政×NGO×企業。草分け的な三位一体の環境活動。

社員が体験を通じて環境を考えること。それがはじめの一歩。

事業を通じた環境活動を行うとともに、体験を通して、自然を理解し、社員一人ひとりの環境への意識を高めていくために、2002年、全社的な環境活動を主導する環境プロジェクトチーム(のちの環境委員会)を発足しました。
また、「紙資源をもたらしてくれる森に還元したい、豊かな森を守りたい」との想いから、国内外で実績があるオイスカ*にサポートを依頼し、私たちの森づくり活動がスタート。まずは、社員自らが山に入り植林活動が始まりました。

*公益財団法人オイスカの詳細はこちらから

三位一体による植林の協働事業がスタート。

松くい虫の被害に悩んでいた「武田の杜」を整備するとともに市民の憩いの場所にしたいという山梨県甲府市の依頼を受け、山梨県とオイスカ、オルビスの三位一体となった協働事業が2002年にスタートしました。
山梨県において行政と企業の協働事業は、ほとんど前例がありませんでしたが、活動の継続とともに、その意義と可能性への認識が深まっていきました。その後、同県において多くの企業が同様の活動を行うきっかけとなり、2006年には、森林整備活動に対する功績が評価され、山梨県知事から感謝状が授与されました。

2002年4月縲鰀 森づくり活動
植林本数:毎年1,000本以上を植林 2002年1,720本 2003年1,900本 2004年1,140本 2005年1,030本 2006年1,700本
苗木累計7,490本を植林/  5年間約3ha 延べ10回実施※、最大150人参加/回 ※植林、下草刈り合わせた全体の実績 山梨県知事より感謝状授与
植栽した木
アジサイ5,000本 ドウダンツツジ1,000本 サト桜500本 レンギョウ300本 カワズ桜240本 ニシキギ210本 コデマリ150本 サザンカ60本 カエデ30本

荒れていた森が、県民が集う憩いの場に。

森林が害虫に強くなるためには、単一の樹木だけではなく多くの樹種からなることが必要なため、「武田の杜」ではアジサイをはじめとする様々な種類を植える「樹種転換」にチャレンジしました。活動は2002年から2007年度まで毎年春に植林、夏に下草刈りの年2回。社長をはじめ社員やその家族など、多いときは150人が参加、2008年以降は夏の下草刈りを中心に実施しました。
開始から12年目を迎えた2013年、基本的な森林整備に目処がついた為、「 鎌の返還式」をもってその活動を山梨県に移管しました。樹木の減少によって地盤が緩み、下流にある住宅街への土砂流出も懸念されていた「武田の杜」も、今では、アジサイの名所として多くの県民が集う憩いの場所になっています。

春に苗を植え、夏に下草刈りをする地道な活動を繰り返し、森が少しずつ再生していくのを目にすることで、社員の環境意識は徐々に高まり、環境活動が当たり前のこととして社内に浸透。その後の森づくりへとつながる大きなスタートになりました。