国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)世界大会で「最優秀賞」を獲得

口頭発表基礎部門で『月経周期におけるニキビ悪化と
皮膚抗菌ペプチド hBD-3 の関連性』が受賞

 ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社は2014年10月27日ー30日にフランス・パリで開催された第28回国際化粧品技術者会連盟(以下、IFSCC)世界大会において、口頭発表基礎部門で「最優秀賞」を授賞しました。
 IFSCCは2年に1回開催される世界中の化粧品技術者・研究者にとって最も権威のある学会で、今回は口頭発表で78件の発表案件が最先端化粧品技術を競い、その中からポーラ化成工業の論文テーマが選ばれました。

IFSCC 口頭発表基礎部門で最優秀賞を受賞した後藤悠研究員

【受賞論文概要】

■論文タイトル:『月経周期におけるニキビ悪化と皮膚抗菌ペプチド hBD-3 の関連性』
英文名:
Antimicrobial peptide human beta defensin-3 (hBD-3) as a key factor for acne flare-up during the premenstrual stage
発表者:
ポーラ化成工業(株) 肌科学研究部 肌分析研究室 後藤 悠(ごとう はるか)
■論文概要

 月経前のニキビの悪化に悩む女性は多いものの、その機序はよくわかっておらず、適切なケア方法は提示できていません。
 本研究では、月経前に増加する女性ホルモン(プロゲステロン)と、表皮が産生する抗菌ペプチドに着目して研究を行った結果、以下2つのことを見出しました。

  1. ①皮膚抗菌ペプチドの一種であるヒトβ-ディフェンシン-3(hBD-3)が、ニキビの主要な原因菌であるアクネ菌に対して抗菌活性を示すこと
  2. ②月経前に増加する女性ホルモンであるプロゲステロンが、ヒト表皮細胞のhBD-3発現を低下させること

このことから、月経前のニキビの悪化にはアクネ菌に対する抗菌活性を持つhBD-3の発現がプロゲステロンにより低下することが原因の一つと捉えられ、本研究成果を活用することで、より効果的なオルビスのニキビケア化粧品の提案につながりました。

【IFSCCについて】

IFSCCは、世界のトップレベルの化粧品技術者達が最先端の化粧品技術を発表する、最も権威ある化粧品学会で世界47ヶ国が加盟し、2年に1回学術大会を開催しています。応募論文発表はIFSCC の厳正な審査を受け、選ばれたものだけに許されます。今回はフランスでの開催となり、口頭発表78 件、ポスター発表464件がそれぞれの新規性や優秀性を競いました。