情報、成長機会の平等な提供が
新たなチャレンジを応援し、
自身の可能性を広げてくれる。
聴覚障害
開発管理部
品質保証チーム
水野 由美子
Yumiko Mizuno
2016年入社

もっと成長したい。
後押ししてくれたのがオルビスだった。

転職を考えたきっかけを教えてください。

前職はメーカーの管理部門で、広報やSRI※対応業務、社会からの要請に応えるCSR検証などを担当していました。しかし広報は、モノづくりの現場とは言い難く、問い合わせなどが来ると「つくり手」として説明することができないもどかしさを感じていました。せっかくメーカーに勤めているのなら、もっと「モノづくり」に関わりたいと思うようになったのがきっかけです。
※SRI:社会的責任投資。企業の社会的責任(CSR)などに配慮して行う投資のこと。

転職をするにあたり、何を重要視しましたか?

まず、モノづくりに関われる業務であることが第一条件でした。12年間、管理部門で業務を行ってきたので、経験のある分野の業務紹介が多かったのですが、新しい分野に挑戦できることを優先しました。加えて、以前の職場は残業が多く、無理を重ねることがあったため、ワークライフバランスがとれる環境であることも重視しました。また、聴覚障がいがあるため、情報の伝達・共有にどのような仕組みを使っているかは必ず確認をしました。

オルビスを選んだ理由はなんでしょうか?

面接の段階で、入社後に自分がどんな仕事をしていくのかが思い描けたからです。面接時には、既に配属先の候補として「品質保証チーム」を挙げていてくれて、そこの上長と面談もできました。品質保証チームがどのようなチームで、どういった仕事をしているのか、教えてもらいました。細やかな説明でやるべき仕事が見えたうえ、その仕事はまさに「新しいことに挑戦したい」「モノづくりにもっと近いところで関わりたい」という希望に沿ったものでした。

仕事、インタビュー風景。聴覚障害を持ち開発管理部で活躍する水野さん。

一つの仕事が終わるたび、
スキルアップしている実感がある。

現在は、どのような仕事を担当していますか?

品質保証チームは、「商品の表示」が適法かつ適切なものであるかどうかを確認したり、医薬部外品や化粧品の申請関連、顧客クレームの原因調査・回答などを行っているチームです。私は、化粧品および食品分野を担当し、商品のパッケージなどに記載されている内容が薬事法に則ったものであるか、消費者から見て誤解を招いたり、わかりにくいことがないかなどを確認しています。その他、薬事法など関連する法律が変更された場合の対応や、行政への届け出・申請、顧客からのクレームに関する対応にも携わっています。

前職の仕事とは大きく異なりますね。この仕事の楽しさを教えてください。

当チームにはプロフェッショナルな方々が集まっていらっしゃるので、自分自身の目標でもあり、良い刺激になっています。実際に商品を手に取り、取扱説明書通りになるのか、わかりにくい場合はどう表記すればいいのかなどを検討し、場合によっては提案もします。それが反映されるなど、結果が目に見える形で表れるので、達成感があります。また、これまでとは違った新しい分野ですので、一つのことを終えるたびにスキルアップしている実感があり、楽しいです。

希望されていた「新しい分野への挑戦」が実現できているんですね。
苦労した点はありますか?

業務に必要な法令に関する知識がなかったことが大変でした。例えば、私は、口話で意思疎通を図ることができますが、この仕事は専門用語が多く、基礎知識がないと用語を読み取ることができません。知識を蓄えるのはもちろんですが、単語だけを話すのではなく、できるだけ文章で話していただくようお願いをしました。また、読み取りのミスを防ぐために筆談を行ったり、会議では音声認識アプリを活用したりしています。IT機器によるサポートはもちろん、情報共有への意識の高さは、とても助かっています。

仕事、インタビュー風景。聴覚障害を持ち開発管理部で活躍する水野さん。

自分の可能性を信じて
挑戦できる環境がある。

仕事を通して成長を感じたことはありますか?

私は重度の聴覚障がいがあり、音声を聞き取れません。これまではなるべく口話でのコミュニケーションを中心にしてきましたが、100%口話で仕事をするのは限界があります。今までは筆談をお願いすることに遠慮がちになっていましたが、情報を逃す心配もあり、健康的にも無理があると感じていました。今の職場では皆が意思疎通を図ることが第一であるという気持ちでいてくださるので、今では筆談を頼むことにしています。そんな気持ちになれたのは、自分の中で大きな変化でした。

今後、挑戦してみたいことはありますか?

まずは、今の仕事のレベルをもっと上げていくことです。法令関係の知識についてもまだまだですし、職場の先輩方全員が目標です。商品の表示についてもっと経験を積んでいったら、ゆくゆくは前職での広報の経験を活かして、通販の広告表示などに挑戦してみたいです。

最後に、同じく障がいを持つ人たちへ、メッセージをお願いします。

オルビスに入社して2年弱、新しいことに挑戦できる楽しさを実感しています。これまでやってきた経験は財産でありとても大切ですが、私の適性と希望を考慮し、まったく新しい分野にチャレンジを提案してくれたのはオルビスだけでした。必要以上の配慮があるわけではなく、会社や上長、同僚がその人自身の能力を見てくれており、自分自身の可能性を信じて常に挑戦できる環境だと感じています。ぜひ、オルビスで、新しいことに挑戦してほしいです。

<1日のスケジュール>

メールチェック
栄養成分などの表示の確認
8:50
出社
出社後、メールをチェックして、
1日のスケジュールを確認。
9:00
通常業務
医薬部外品、化粧品の名称及び表示協議の確認。販売名称、商品まわりの法定表示が適法かつ適切なものであるかを確認。
10:30
ミーティング
(音声認識アプリ
を使用)
食品表示協議の結果を上長に報告。再検討が必要な項目について、皆で意見を出し合う。
12:30
ランチタイム
社内食堂で職場の方々とランチ。1人で食べることや、同じ障がい者社員同士で情報交換をすることも。
13:30
書類作成業務
食品表示協議の確認、回答案作成。原材料名や栄養成分表示など、法定表示が新法に対応しているかを確認、検討項目をピックアップ。
17:00
事務作業
行政への申請・届出業務の進捗管理。商品決定品目について関連部門へ定期的に確認し、届出日までのスケジュールを調整。
18:00
退社
1時間残業する日もあれば、フレックスタイムを利用し早めに退社する日もあります。

MESSAGE
上長からのメッセージ

上長と打合せ
上長 開発管理部課長 岩田さん
開発管理部 課長
岩田 幸大
Yukihiro Iwata

水野さんの職場での印象を教えてください。

水野さんはとても前向きな方で、業務の依頼に対して「やってみます」の発言しか聞いたことがないほどです。また、大変努力をされる方です。薬事法や食品表示法などの関連法令についても理解を深めるべく、外部開催する手話通訳付きのセミナーを自ら調べて参加をされたりと、積極的な姿勢がとても印象的です。

水野さんとの印象的なエピソードを教えてください。

視覚から得られる情報に敏感な水野さんならではの気づき、視点にハッとさせられることがあります。そのスキルは、取扱説明書や商品の表示文作成業務に能力を発揮されています。加えて、前職で広報の経験があることから、作り手側だけではなく消費者の視点を持ち合わせており、メンバー全員が良い刺激を受けています。

障がい者の方と働くうえで心がけていることを教えてください。

本人が得意なこと、不得意なことをまずは正確に理解した上で、適性を見て担当頂く業務を決めています。また、円滑に業務遂行する為に、職場環境を整えることも重要な為、皆でアイデアを出し合っています。「これは文書でマニュアル化したほうがいい」など、皆が同じ目線で考え、工夫するきっかけにもなり部署全体の業務連携もスムーズになりました。このような連携は、どの職場でも必要なことなのだろうと感じています。

オルビスで障がい者が働くことについてのお考えをお聞かせください。

もともと多様性を受け入れていこうという風土はあると感じています。そこに水野さんが入社されたことで、職場の中で相手を理解・尊重し、実際行動に移すような見て取れる変化が生じました。このようなプラスの変化が生まれやすい素養がある会社だと思います。水野さんを含め、皆がお互い刺激を受け合いながら、成長できるような職場にしていきたいと思います。

真剣な仕事風景。聴覚障害を持ちながら、オルビスの開発管理部品質保証チームに転職し活躍している