新生オルビスへの、挑戦。想いと想いを掛け合わせ、より魅力的な商品へ。

新クリアシリーズ発売ワーキングチーム
オルビスの価値を届けるために、新商品開発フローの常識を打ち破る

これまでのオルビスの新商品開発というと、企画開発から販促まで、バケツリレーのように情報が橋渡しされながら行われるのが普通だった。しかし一方で、効率的なやり方ではあるが、部署を複数通過することによって「商品の価値がどんどん薄まってしまうのではないか」、そんな危機感が社内に生まれていた。当時の社長が発足させた本プロジェクトは、「シリーズをお客様の心により響くようにしたい」という社員の想いから始まった。
「企画段階から各部署の知見や意見を取り入れれば、オルビスの価値をもっとわかりやすくお客様に伝えられるのではないか」。そこで各部署の有志で結成したのが、部署横断型ワーキングチームだ。

各部署の架け橋として、立場の異なるメンバー同士の「想い」をつなげる

チームのミッションは次の2つ。1つ目は新生クリアシリーズを通してオルビスが「効くスキンケアブランド」として進化していることを、お客様に向けてより強いメッセージで訴求していくこと。そして2つ目は、オルビスのDNAと、各部署の活動について、全社員の理解が深まるよう促すことだった。
メンバーの役割は、まさにオルビスと各部署の架け橋だ。現場の最前線で経験を積んだ中堅社員と、フットワークの軽い若手社員を中心に、新生クリア新発売時のプロモーションについて話し合う日々。化粧品のオリンピックと呼ばれるIFSCCで最優秀賞を受賞した高機能スキンケアブランドとして、オルビスの認知を高めるには? 全社で一丸となって「ブレのない訴求」を進めるにはどうすればいいのか?
話し合う中で、各部署での課題が見えてくる。やがて安藤が自然と指揮をとるようになり、各部署のメンバーの想いと想いがつながっていった。

新商品の知識を社内に浸透させるには?
オルビス社員の心を一つにしたのは、地道な工夫の積み重ね

大きな課題は2つ目の社内PRだった。新生クリアシリーズは社運を賭けた主力商品。だからこそ社内からの期待も大きかった。とはいえ、管理部門など、普段は商品との接点が少ない社員にも同じ熱意や認識を持ってもらうには、一筋縄ではいかない。研究員たちが試行錯誤して突きとめた肌のメカニズムを、全社員にどう発信するのか。
議論の末に生まれた企画は、各部署の活動報告を社内のポータルサイトで定期的に発信し、複数回に渡って全社員に新生クリアシリーズに関する理解度テストを実施するというものだった。全社員を巻き込んだ初の試みだ。
当初は「手間がかかる」、「なぜテストする必要があるの?」という懐疑的な声もあった。しかし、「全員に自分事として捉えてもらいたい」というメンバーたちの決意は固かった。情報発信の際は、ワーキングチームのデザイナーも腕を振るい、色々な立場の人が共感でき、楽しめるような発信内容やビジュアルにこだわった。すると周囲からも「応援してるよ」という言葉が舞い込んだ。理解度テストを経営陣が率先して解答したのも後押しとなり、結果として、情報発信の前後で各部門の平均得点が大幅な伸びを見せたという。
また、店舗営業部では新生クリアを販売する前から「売るのが楽しみ」という声がビューティーアドバイザーたちから寄せられた。これまで積み上げてきた接客トークが一新するという、不安を引き起こしかねない状況にもかかわらずだ。部門や立場を越えて、全従業員が一丸となるという、まさにチームの目標が現実となる瞬間だった。

「もっと気軽にみんなを巻き込んでいけばいい」
より俯瞰的にオルビスを見られるようになった

メンバーにとって一番大きな学びは、仕事の進め方の固定観念を打ち破ったことである。「これまでは商品企画部が方針を明確に打ち立てなければと思いこんでいた。だが、プロジェクトを通じて、気軽に相談したり、集まる機会を設けたりする勇気を持てるようになった。そうすれば、自部署だけでは得られない新たな視点が得られる」。通販営業部の前田創一朗は「他部署に相談できるメンバーがいると心強い」と笑顔を見せる。大々的なチームをつくらなくても、色々な部署を巻き込むのが、自然な光景になりつつある。
店舗営業部の田中裕は、このプロジェクトで、より俯瞰的に自分の業務を見られるようになっただけでなく、メンバーの相互理解が深まったと言う。「みんなの内に秘めたオルビスへの情熱を聞いていくと、各自のこだわりを深く理解できて、仕事が格段に進めやすくなった」。仕事の進め方の変化や、部署間のつながりの深化は、今後も大きな変革を生み出す原動力になっていくのではないだろうか。

PROFILE

安藤 知恵

商品企画部 化粧品企画チーム 主任

安藤 知恵 Chie Ando
2009年入社

本プロジェクトのリーダー。部署間で情報をただ共有するだけではなく、語り合うことでオルビスの伝えたい「想い」をより強くできるのではと考え、チーム立ち上げに至る。

田中 裕

店舗営業部 販売企画チーム 係長

田中 裕 Yu Tanaka
2004年入社

商品のプロモーションの参考にするため参加した新商品説明会で安藤と共感。ビューティーアドバイザーへの勉強会などを積極的に行い、社内の理解度の向上に尽力する。

前田 創一朗

通販営業部 新規メディア企画チーム 主任

前田 創一朗 Soichiro Maeda
2011年入社

商品コンセプトの徹底と販促物のトーンの統一を目指しプロジェクトに参加。社内ポータルを活用した資料配信や、全社を巻き込む理解度テストの実施に奔走する。