お客様一人ひとりに「寄り添う接客」を0から身につける、新卒BAの入社後研修とは

JOB&CULTURE

こんにちは。採用広報の仁尾です。
今回は、オルビスのビューティアドバイザー(以下、BA)としての第一歩を支える、新人研修についてご紹介します。
オルビスでは、入社後すぐに約3カ月間の研修を通じて、接客の基礎、商品知識、そしてお客さまに“寄り添う力”をじっくりと育てていきます。
オルビスが目指すのは、ただモノを「売る」接客ではなく、お客さま一人ひとりの想いに“寄り添い、導く”接客。そして、それを体現する“101%の感動接客”です。
お客様にとってベストな提案にならないのであれば、「売らない」という選択肢すらも持つ接客は、どのような研修により受け継がれているのでしょうか?
研修を支えるトレーナーの想いや、実際に研修を受ける新卒BAの声と共にご紹介します!
「一人ひとりの美しさ」を共に見つけ、叶えるために
オルビスのBAが目指すのは、ただ商品を「売る」ことではなく、「お客様のなりたい美しさを叶えること」です。
人はそれぞれ肌も違えば、価値観や目指す美しさも違うもの。オルビスが目指しているのは、そうした多様な美しさが自由に表現できる社会です。
そのためオルビスのBAは、“若い方がキレイ”“しわがない方が正解”といった、ひとつの基準に当てはめるような提案はしません。目の前のお客様が目指す美しさを、共に探し、導いていく。それがオルビスの接客です。
そして、そんな接客にはマニュアルがありません。
決まったやり方はないからこそ難しさもありますが、BA一人ひとりが自分の“らしさ”を活かして活躍できるのは、オルビスならではの魅力のひとつ。新人研修は、「自分らしい接客」を見つけるためのエッセンスを学ぶ場なのです。
新人研修は「接客力」を育てる土台
約3カ月間、ロールプレイングを中心とした実践プログラムを3STEPで学んでいきます。美容の専門知識がゼロでも、少しずつステップを踏んでいける内容です。
Step1:知る
オルビスの接客は、何においてもまず「お客さまを理解する」ことから始まります。
表情、しぐさ、言葉選び、そこに込められたお客さまの“気持ち”を読み取る力を、日々のロールプレイやケーススタディを通して育てていきます。


Step2:わかる
次に、スキンケア・メイクの基本や理論を学びます。
商品知識はもちろんのこと、肌理論や成分の働きまで、実践に即したかたちで丁寧にレクチャー。1日かけて1商品をじっくりと学んでいきます。


Step3:できる
最終ステップは、“オルビスらしい接客体験”を自分のものにすること。
肌に直接ふれるタッチアップや、水場でのデモンストレーションなど、店舗でのリアルなシーンを想定しながら実践を重ねます。




「自信が持てる最初の一歩を、一緒に。」
BA・チーフとしての店舗で経験した後、現在はBA研修の企画と運営に携わるトレーナーの青木さんに話を伺いました。
ご自身も未経験で入社した青木さん。教育体制が整う前の2003年入社だったため、最低限の研修はあったものの、配属後に“現場で学ぶ”ことが中心で、不安や自信の無さに戸惑ったと言います。
「自分自身が苦労した経験があるからこそ、研修生が同じような不安につまずかないように、一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、自信を持って現場に立てるようサポートしていきたいと思っています」と想いを語ります。

自身の経験から、青木さんが特にこだわったのが、“実践に近い体験を、安心して試せる環境づくり”です。
「未経験の研修生にとって、お客様へのタッチアップは、最初は全員が怖いものだと思います。それを楽しめるようになるには、成功体験が必要なんです。成功を重ねることで、不安が自信に変わっていくんですよね。私は、その最初の一歩を支えたい。研修はそのためのトライ&エラーを、安心して繰り返す場所だと思っています。
また、オルビスでは、“カウンセリング”の実習を一番手厚く取り入れています。
お客様の生活スタイル、肌のお悩み、使っているアイテム、求めている使用感、それら一つひとつの背景にしっかり耳を傾けながら、“お客様も気づいていない本質的なニーズ”を引き出していく。
そうすることにより、お客様との信頼関係を丁寧に築いた上で、“本当に必要なもの”を一緒に見つけていきます。ただ商品を買うだけでなく、“ちょっと相談したくて来ました”“あなたに話を聞いてほしくて”と足を運んでいただけるような、そんなここちよい関係性を築けることが、オルビスの接客の醍醐味だと思っています」

「BA一人ひとりが、自分らしい接客スタイルや強みを見つけ伸ばしていけるように。そんな育成を、これからも大切にしていきたいです。
3カ月間の研修が、“楽しかった!”と思える経験になって、配属店舗での接客にも胸を張って取り組んでいただきたいです。これからも研修の中で、たくさんの気づきと自信を育てていけたらと思います!」
研修生のリアルな声「最初は不安。でも、今は、“楽しい”が増えてきました」
続いて、実際に研修に臨んでいるBA2名に話を聞きました。
お二人は関西の出身で、研修の3カ月間は東京での一人暮らしで過ごしています。
初めての環境や、同期と取り組む日々の研修など、学生時代とは大きく異なる生活のなかで、どんな思いを抱いているのでしょうか。

左:池田さん 右:冨田さん
冨田さん:
「もともと美容に興味はあったんですが、ちゃんと学ぶのは初めてで、毎日新しいことを知れるのがすごく楽しいです!
オルビスはスキンケアラインが豊富なので、肌の調子に合わせていろいろ試せるのも魅力で、“今日はどれを使おうかな?”って毎日ワクワクしています。
研修中は、会社が用意してくれたマンションで暮らしています。初めての一人暮らしは不安もありましたが、同じマンションに同期が住んでいるので、研修が終わった後に『ちょっと一緒に復習しない?』って誰かの部屋に集まったりしています。困ったことがあればすぐ相談できるし、すぐそばに仲間がいるってやっぱり安心感があります。
同期はみんな優しくて、相手の気持ちを思いやる人ばかりなので、そういう採用をしているんだな、と感じます。研修では毎週チーム替えがあって、いろいろな同期と組んでロープレができるし、一人ひとりの視点からフィードバックをもらえるのが、すごく刺激になります!
プライベートでは、土日に同期と出かけるのが定番です。まだまだ行きたい場所がたくさんあるので、東京の“行きたい場所リスト”を作って、週末のプランを立てるのが最近の楽しみなんです(笑)」

休日には同期と東京観光を楽しんでいます
池田さん:
「正直、研修が始まる前は不安のほうが大きかったです。美容の専門知識もゼロ、東京での一人暮らしも重なって、ちゃんとやっていけるのか心配でした。でも今は、少しずつ環境にも慣れてきて、毎日が楽しいです!
特に印象的なのはロールプレイング研修です。お客様役の同期に対して、実際にカウンセリングやタッチアップを行うのですが、最初は毎回すごく緊張して…。思うように言葉が出てこなかったり、手が震えてしまったりしたんです。
でも、トレーナーの皆さんが、自分たちの経験も交えながらフィードバックをくださるので、とても心強いです。“焦らなくて大丈夫だよ”と声をかけてもらえたり、ちょっとした動作にも「そこが良かったよ!」と具体的に褒めてもらえて、嬉しいです。
最近は少しずつ、自分の中でも“できること”が増えてきて、緊張よりも「やってみたい」という気持ちのほうが大きくなっています!」

毎週チーム替えがあるので楽しいです。同期との休憩時間の様子です!
自分らしい“101%”を見つけるために
3カ月間の研修は、単なる“学び”の場ではありません。
接客の基礎や知識を得るだけでなく、“自分らしい接客”を見つけるための場でもあります。
お客様一人ひとりが異なる価値観やお悩みを持っているように、接客にもひとつの“正解”はありません。だからこそ、オルビスでは、BAそれぞれが、個性や強みを活かした自分らしいスタイルで、楽しみながらお客様と向き合って欲しいと思っています。
研修を通じて、BA一人ひとりが、自分らしいスタイルで輝けるように。そのための土台を一緒に築いていきたいと願っています。
これからBAを目指す皆さんが、この研修を楽しみながら取り組めるように。そして何より、ここでの経験が自信となり、次の一歩を踏み出す力になりますように、オルビス一同、皆の成長を心から応援しています。
取材・文:仁尾明美
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
オルビスでは現在、一緒に働く仲間を募集しています。少しでも興味をお持ちいただいた方は、ぜひこちらからご連絡ください。
皆様のご応募、お待ちしております!
※本記事内容は、公開日(2025年5月29日)時点の情報に基づきます。