あたらしい「わたし」に出会う|スキンケアレッスンを通して拓き始める未来
SUSTAINABILITY
オルビスが手掛ける「ORBIS ペンギンリング プロジェクト」――未来を担う子どもたちを、寄付など様々な形で応援する取り組みです。 その活動のパートナーとなっている「認定NPO法人 キッズドア(以下、キッズドア)」と、2024年12月22日に都内にあるキッズドア関連施設にてスキンケアレッスンイベントを開催しました。
キッズドアは、子どもの学習支援や居場所の提供など、多角的に子どもを支え、自立に繋げる活動を行っています。今回その活動の一環として、オルビスに協働イベントのお声がけをいただきました。
これから社会にはばたいていく子どもたちが正しいスキンケアを身につけることでビューティーを楽しんでほしいという想いで開催した、イベントの様子をお伝えします。
今回イベントに参加したのは、計7名(16歳から22歳)の男女。スキンケアに興味を持って、参加に手を上げてくれました。普段は生徒さんたちが勉強をしたり、自由に過ごしている場所をお借りしてのレッスンで、レッスン用にセッティングされた見慣れない教室の様子に最初は緊張気味の生徒さんが多かったように感じられました。
3つのグループに分かれてレッスンを開始。生徒さんたちは興味津々という様子で、講師であるBC(ビューティクリエイター)の説明を聞いています。 レッスンではスキンケアに関するクイズや、実際に鏡で自分の顔を見ながら肌を触ってみたりなど、ただ聞いているだけではないアクティビティが用意されていました。
すると徐々に生徒さんたちも緊張がほぐれた様子で、自分の肌を触って感触を確かめて、首をひねりつつも「うーん、ちょっとカサカサしているかな」など感想を語っていました。
いままで適当にやっていたから、学べてよかった
レッスンの中で、実際に洗顔フォームの泡立てをしてみるという体験がありました。 ボウルが用意され、手をよく濡らして洗顔フォームを適量手に取ります。
事前にBCから泡立ての方法をレクチャーされているものの、ちゃんとできるか緊張した面持ちの生徒さんたち。 「この量が、あんなにたくさんの泡になるの?」半信半疑という様子で、泡立てを開始しました。
空気を含むように、手の形を整えて泡を作っていきます。
始めは言葉を発するのさえ少しためらっていた様子の生徒さんたちからも、小さな歓声やBCへ質問する声が聞こえ始めました。 BCからも生徒さんたちへ「すごくきめ細やかな泡ができているね!」「水はそっと垂らしてみてね」など、応援のアドバイスの声がかけられ、生徒さんたちも嬉しそうに、少し照れたようにはにかみながら理想的な泡をつくるため一生懸命になっていました。
泡立てが終わると、次は保湿のための化粧水と保湿液を肌に乗せていきます。
実際に自分の顔で試す生徒さんや、手の甲にじっくり試してみる生徒さんも見られました。 化粧水もただ手に出して塗るだけではなく、しっかり角層へ浸透させるためのテクニックがBCから伝えられると「そうだったんだ、知らなかった」と驚く生徒さんの様子も。
この頃になると、最初の緊張感は嘘のように、生徒さんから自発的に質問が飛び出す様子も出始めました。「日焼け止めはどうやって使ったらいいの?」「肌を白くする方法はありますか?」BCも生徒さんたちの疑問へ真剣に答えます。
生徒さんたちが鏡をのぞきこんでいるのをみて、BCからも笑みがこぼれました。
憧れの人みたいに、かっこよくなりたい
レッスンを受けた生徒さんからお話を聞くことができました。
――どうして今日は参加しようと思ったんですか。
・化粧水をたまに使ってみることがあります。でも、自己流。最近肌の悩みがあるので、肌をきれいにする方法を知りたかった。(Aさん:男性)
・憧れの芸能人がいる。その人みたいにカッコよくなりたいと思った。(Bさん:男性)
――スキンケアってどんなイメージがありましたか?
・肌をきれいにすること。興味はあるけれど、お母さんが買ってきたものを試しに使ってみるくらいしかできていなかった。(Aさん)
――楽しかったことや、印象に残ったことはありますか?
・泡立てをしたり、実際に化粧水などをつけたこと。レッスンと聞いていたので、ずっと話を聞くだけかなと思っていたけれど、自分で泡立てができたことは楽しかったです。(Aさん)
・泡立てるところが楽しかったです。実際に家でもやってみたいなと思いました。(Bさん)
――今後、自分自身や肌とどんなふうに向き合っていきたいですか?
・この先いろんな人と関わっていくことになると思います。そこで、自分をきれいに保つことはとても大切だと思っています。もっときれいになって、見た目を大切にしていきたいです。(Aさん)
レッスンを通してBCが感じたこと
当日レッスンを行った3人のBCは、どのようなことを感じていたのでしょうか。
――レッスンに対しての意気込みをおしえてください。
高原:美容って学校では教えてくれないですよね。だから、今日が美容に対して何かのきっかけになると良いな、と思っていました。
折笠:お互い普段接する機会がない相手だったので、生徒さんたちに会えること自体が楽しみでした。堅苦しくなく、接する中で美容に興味を持ってくれるといいなと思っていました。
――生徒さんと関わってみてどんなことを感じましたか?
折笠:生徒さんたちの反応が、最初は見えにくいところもありましたが、話しかけると笑顔で返してくれて嬉しかったです。
重谷:始めは距離があった生徒さんともスキンケアの実践を通じて少しずつ話せるようになれてよかったです。泡立てなどの実践を楽しんでいただけたようで、スキンケアの楽しさも伝わった様子が見えました。
――生徒さんたちに送りたいメッセージはありますか。
高原:レッスンへのご参加、ありがとうございました。美容のことを知るきっかけになっていたら嬉しいです。これから美容を楽しんでみてくださいね。また皆さんに会いたいです。
折笠:誰に聞いたらいいのか分からないような肌やメイクのこと、聞きたいことがあったらいつでもオルビスを頼ってください。迷ったらオルビスを思い出してくれると嬉しいです。
知らなかったことばかりで楽しかった
レッスン後のアンケートでは、参加した生徒さん7人全員が「とても満足した」と回答してくれました。
スキンケアについて楽しく学べたこと、クイズで意外な答えに驚いたことをアンケートに記入してくれています。 また、今まで自己流で行っていたり、知らなかったスキンケアの方法を知ることができて満足感に繋がったことを書いてくれた人もいました。
生徒さんたちにとっても、オルビス社員にとっても、充実した時間を過ごすことができたのではないでしょうか。
生徒さんたちから笑顔が生まれるお手伝いができたことを、非常に嬉しく思います。
だれもがビューティーをあきらめないことが、当たり前の日常になっていくことができますように。 オルビスは今後も、ペンギンリングプロジェクトを通して様々な活動を行い、子どもたちに笑顔を届けられるように進んでいきます。
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