ポジティブが形づくる自己肯定感│オルビス社員が見た子ども支援の現場
SUSTAINABILITY
未来を担う子どもたちを、お客様とともに、パートナー団体へのポイント寄付やコラボ商品のご購入を通じた支援など様々な形で応援する取り組み「ORBIS ペンギンリング プロジェクト」。
また、高校生へのスキンケアレッスンを通じて自己肯定感を育み、自分と向き合うことを伝えていく「ミライ肌アトリエ」。
オルビスのサステナビリティ活動の、大きな二本の柱となっている活動です。
ミライ肌アトリエは昨年2025年に発足した新しい子ども支援の形です。主に高校生に向けて、肌をケアすることの大切さを知り、自分を見つめるきっかけを届けるため、都内の各所でスキンケアレッスンを行っています。こうした体験を通じて、オルビスが目指す、一人ひとりの多様な美しさがここちよく発揮できる社会づくりに向けた種まきを行っています。
普段はサステナビリティ領域を担う社員が主に活動をしているのですが、今回、この活動に興味を持った社員が登場します。
その社員の名前は長鴫彩香(ながしぎ あやか)さん。ある幼少期の体験を通じてオルビスのサステナビリティ活動に興味を持ち、今回ミライ肌アトリエの手伝いに志願してくれました。
一体どのような原体験が、彼女を動かしたのでしょうか。
そして、その目を通して見えてきたペンギンリング プロジェクトの在り方とは。
彼女の一日に密着しました。
人の気持ちをポジティブにしていきたい
2026年2月、都内のある高校で実施した「ミライ肌アトリエ」のスキンケアレッスンに、長鴫さんが参加しました。
レッスンに臨む際の気持ちを長鴫さんはこう語ります。
「個人的にサステナビリティ活動に興味があったのでとても楽しみでした。もともとオルビス(化粧品会社)を選んだ理由が、化粧品を通して誰かの気持ちを前向きにして、笑顔を生み出すことができる点に魅力を感じたからです。現在所属している部署はCRM推進部と言って、お客様に商品の魅力を伝えたり、お買い物を楽しんでいただくための企画を考える部署ではありますが、直接お客様と関われるチャンスは少ないです。ですから、直接的に人の気持ちをポジティブにするような取り組みに関わる機会をいただけて、とても嬉しい気持ちでした。」

「オルビスにはスマートエイジングの考え方があります。自分を好きになることができるお手伝いをしたく、サステナビリティ活動に参加したかったんです。」
イベントに参加した長鴫さんは積極的に高校生に声をかけ、生徒さんたちの笑顔を創り出していました。
高校生たちが長鴫さんに質問する場面もあり、丁寧に答える様子はまさに彼女が言っていた、お客様の笑顔を創る仕事をする喜びに満ちているようでした。
純粋な喜びを感じて
イベント終了後、参加した感想を長鴫さんに尋ねてみました。
「高校生のみなさんが、真摯に参加してくださっていることにまず驚きと嬉しさがありました。イベントが始まる前は高校生らしくおしゃべりに夢中になったりしていたけれど、レッスンが始まったら講師であるビューティクリエイターの話に集中して、まっすぐ受け止めている様子が印象的でした。純粋にレッスンを楽しんでいる様子が感じられ、自分と向き合うきっかけになったのではないでしょうか。」

「高校生たちが肌に触れて鏡を見て、自分はこうかな?と見つめている仕草が、自分と向き合うきっかけになっていたんじゃないかなと思いました。『自分を好きになる、自己肯定感を高める』というのは、その前段階にまず『自分を知る』というステップがあると思っています。その光景を目の当たりにできたことに、感動しました。」
「とても新鮮な経験で、楽しかったです。自分のほうが緊張していたかも。笑
高校生と話していて気付いたのですが、このレッスンを受ける前の段階でも、既に自分の肌に向き合っている子がいたことが印象的でした。『食生活が荒れるとニキビができる。』とか、自分は高校生のときそこまで気づかなかったと思います。ちゃんと自分を大切にしているんだな、ということを感じてうれしかったです。」
改めて納得できたオルビスの子ども支援
オルビスが子ども支援を始めた2024年、長鴫さんは育休中で、その取り組み自体を当初は知らなかったそうです。
今回の活動サポートにあたり、ペンギンリング プロジェクトなどのサステナビリティへの取り組みについて改めて学んだ結果、ビジョンがクリアになったと話していました。
「オルビスが子ども支援をするということについて、最初はなぜなんだろうという思いがありました。けれど、自己肯定感を養うなかで、10代までの経験が大切だというお話を聞いて、すごく納得感がありました。加えて、ブランドの信念をそこまで昇華できているところってそれほど多くないと思うので、私自身、オルビスのことがさらに好きになりました。そして、この活動をぜひお手伝いしたいと感じたんです。」

「今回の経験を通して、学生さんたちの間で、スキンケアレッスンの需要の高さを感じました。もしかしたら、あのレッスンの時間だけではお悩みの深さは聞けていないかもしれない。けれど、実際に真摯に受け止めている姿、肌と向き合っている様子を見て、これから自分と向き合うきっかけづくりになれたという手ごたえを感じています。それはきっと自分を肯定し好きになることにつながっていくでしょう。この活動は、そういった心の種まきにつながっているのではないでしょうか。今後もこの活動はつながっていくと感じています。」

高校生の皆さんへ、メッセージをもらいました。
「まずは私とお話してくれてありがとうございました、とお伝えしたいです。自己肯定感を育むためには自分自身に目を向けるきっかけが欠かせないと感じています。その点で、レッスンに応募した時点で、皆さんはすでにその一歩を自ら踏み出しているところが本当に素晴らしいと思います。これからも、ぜひご自身の気持ちや状態に耳を傾けていってほしいです。」
「また親御さんにとっても、ご自身を受け止め、大切にする体験はとても重要だと思います。親御さんご自身がそうした姿勢を大事にしていくことで、お子さんが自分の肌と丁寧に向き合うことも、自然と尊重できるようになるのではないでしょうか。」
過去の経験を乗り越えて

長鴫さんは今回、学生向けスキンケアレッスン「ミライ肌アトリエ」に参加してくれましたが、一方で、サステナビリティ活動のもう一つの大きな取り組みである「ペンギンリング プロジェクト」にも、高い関心を寄せています。その背景には、彼女の幼少期の体験がありました。
「プロジェクトに強く共感したきっかけは、小児がん患者の親御さんにスキンケアセットを贈る活動を知ったときです。私自身、小児がんを患い、2歳~4歳の間に闘病していました。でも、痛かったり、つらかったりした記憶があまりないんです。それは、両親をはじめ周りの人たちが笑顔で接してくれていたからだと思います。辛いなかでも子供の前では笑顔でいようと努めてくれていたんだと思います。私自身も親になって、その難しさや辛さを改めて感じます。そんな親御さん達にとって、スキンケアのプレゼントはご自身を癒して前向きな気持ちを取り戻すきっかけになったのではないでしょうか。オルビスだからこその活動だと思ったことから、このプロジェクトに参加したくなったんです。」
「自分の会社のことで手前味噌ではありますが、ペンギンリングプロジェクトはすごく意義のある活動だと思っています。企業としても、社会に対しても。企業って、ビジネスなので売上が必要で、社会に貢献するという目的をしっかり定めないとサステナビリティ活動は優先度が下がってしまうように感じます。オルビスはスマートエイジング®をフィロソフィーに掲げ、一人ひとりの美しさが多様に表現される社会を目指して、そのための環境づくりをこのような活動を通して実践しています。商品で解決できることは他の企業もできるかもしれないが、このプロジェクトのような社会課題の解決は、オルビスのブランドフィロソフィーだからこそできる活動だと思っています。」
自分自身への愛着とともに

長鴫さん自身も、2人の女の子の母親です。親になってみて、見え方が変わった点などがあるか聞いてみました。
「私は、自己肯定感がある程度高い方だと感じています。その理由として、あまり他人と自分を比べないことが一つのカギになっていると思います。それは幼少期に、両親が自分のことを無条件に認めてくれていたから、というのが大きい気がしているんです。自分も親になってみて『無条件に認める』ということを意識して子どもに接していきたいと思っています。」
「ありのままの自分を好きでいることの安心感を、子どもに伝えたいです。欠点も含めて認めてくれていた両親のように、自分もなれたらいいな。もちろん、親じゃなくても、自分が大事にしたい相手にそうなれたら、このペンギンリング プロジェクトは静かに、けれど大きく広がっていくのではないでしょうか。」
最後に、印象的だった長鴫さんの言葉を記したいと思います。
「自分のことを好きになるということは、その前段階に、まず自分自身をよく知るというステップがあるのではないかと思っています。自分を知ると『こういう人なんだ』『こういうものが似合うんだ』というように自分自身に愛着が生まれるでしょう。まずはそこから始まって、徐々に自分を認めて好きになれる。他者に認められること以上に、まずは自分を認めてあげることが大事なのかもしれません。」
気軽に「いいね」ボタンを押すように。

いまペンギンリング プロジェクトに注目してくださっているお客様に向けて、長鴫さんからのメッセージをおくります。
「お客様がこのプロジェクトの活動に賛同してくださった場合、関わり方の一つとしては寄付という形になりますが、寄付に対しては自分自身、少しうがった見方をしてしまうことがあります。多額の寄付ができるわけでもないですし、すごく些細なことしかできないうしろめたさというか、なんだか偽善っぽくて躊躇してしまうような。皆さんもそんな気持ちを体験されたことがあるかもしれません。」
「でも、今回実際にポイントの募金をしてみましたが、いい意味で思ったよりもたいしたことじゃなかったというのが率直な感想でした。寄付と言うと『貢献します!』というような、大それた印象が強かったけれど、もっと『いいね』ボタンを押すくらいの気軽な気持ちで参加してよかったんだな、と感じました。」
「お客様も、ぜひ気軽にご参加いただけたらうれしいです。寄付に限らず、記事をご覧いただくことも、私たちの取り組みに思いを寄せてくださっている証だと感じています。そうしたつながりを通じて、お客様と同じ方向を向く“仲間”のような関係が育まれていけばと願っています。共感していただくこと自体がとても嬉しいと感じますし、それだけで、この活動の励みになっています。お客様へメッセージをお伝えするとしたら『ぜひ一緒に取り組んでみませんか。無理のないかたちでご参加いただけたらうれしいです』とお伝えしたいです。」
ペンギンリング プロジェクトでは、今後も様々な活動を通して子どもたちを支援し、自己肯定感を育んでいきます。
皆さまのご支援、ご協力をぜひよろしくお願いいたします。
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