キックボクシングをする朝 haru.× 阿部裕介
月曜、朝のさかだち
大人になってから新しいことをすると、頭を使っちゃう
第3回目の『月曜、朝のさかだち』のゲストに来ていただいたのは、フォトグラファーの阿部裕介さん。ヨーロッパ、アフリカ、アジア諸国など、世界中を飛び回り写真を撮っている。時にはファッション誌などで活躍し、時には朝・晩とテニスをし、また時には五島列島で高校生たちとビーチクリーン活動を行うなど、阿部さんの日常は活気に溢れている。
そんな阿部さんと行なった“ゴキゲン”な朝活は「キックボクシング」。阿部さんもharu.さんも初めてだというキックボクシングを選んだのは阿部さんだ。「ずっとやってみたかった」と話す阿部さんの横で少し不安そうな顔を浮かべるharu.さん。恵比寿にある「キックボクシングフィットネスジム・バンゲ」で、今回の朝活が始まった。
運動着に着替えた2人はさっそく股関節のマッサージからスタート。またこれが痛そうで…。「ウゥ…」とうめき声を漏らしながら、股関節を緩めていき、いざキックボクシングの基礎を学んでいく。
「ジャブ! ストレート!ワン・ツー!」と、トレーナーの声に合わせてパンチを繰り出すものの、足の動きと手の動きがなかなかうまく合わず苦戦する2人。
「教えてもらったことを、頭で考えちゃって、身体とうまくリンクしないのがもどかしい。大人になってから新しいことをすると、頭を使っちゃいますね。子どもだったらあまり考えずに見よう見まねでできちゃうんだろうな」
そう話す阿部さんも、休憩時間にORBISのスタッフ(キックボクシング歴1年)が練習している姿を見ると、「人の見てたら分かるようになってきた!もう1回やってもいいですか!」とエンジンをかけ、見違えるほどに上達。習得のスピードが早すぎる!
自信をつけるためのスポーツ
そんな阿部さんは普段から週3,4回、朝にテニスとプール、夜にまたテニスをするというアクティブなルーティンがある。それに加えて多くの撮影や仕事を抱えるなかで、加えて「キックボクシング通いたい!」と、朝活が終わる頃には完全にハマった様子。
阿部さん「スポーツをするのって自信をつけることでもあると思うんです。キックボクシングも、何かあった時に、防御したり、避けたりできて、自分や誰かを守れる自信に繋がるんじゃないかな。そういった自信が自分の写真という活動に対する自信にも繋がっていくと思います」
haru.「私は普段スポーツをしないけど、今日やってみて自信がつくっていう感覚が少し分かったかも。でもそれは集中して、誰にも邪魔されない時間を自分は持てるんだっていう自信。忙しない日々のなかで、自分の身体や心のために時間を使った自分自身を褒めたいですね。フィジカル的に強くなったかは分からないけど…(笑)」
スポーツをする理由はそれぞれだけど、勝ち負けや身体を“強く”するのとは少し違う、自分の守りたい存在や時間を大切に思えるそんなかたちのスポーツもなんだか良さそう。阿部さんとharu.さんは、キックボクシングでかいた汗を洗い流し、『月曜、朝のさかだち』の収録へ。阿部さんのスポーツとの関わりや、フォトグラファーとしてのスタンスなど、全4回に分けてたっぷりとお届けします。こちらもぜひお楽しみに。
みなさん今日もいってらっしゃい。そしてお疲れ様です。
Profile
阿部裕介 Yusuke Abe
1989年東京生まれ。写真家。青山学院大学経営学部修了。大学在学中より、アジア、ヨーロッパを旅する。在学中、旅で得た情報を頼りに、ネパール大地震による被災地支援(15年)や、女性強制労働問題「ライ麦畑に囲まれて」や、パキスタンの辺境に住む人々の普遍的な生活「清く美しく、そして強く」を対象に撮影している。日本での活動としては家族写真のシリーズ「ある家族」がある。 YARD 所属(http://yardtokyo.com/news/)
photography: miya(HUG) / text: kotetsu nakazato