2025.10.27

アルトリコーダーを演奏する朝 haru.×Tomoe Miyazaki【前編】

PROJECT

月曜、朝のさかだち

 haru.

『月曜、朝のさかだち』シーズン2、第14回目のゲストはイラストレーターユニットSTOMACHACHE.のTomoe Miyazakiさんをゲストにお迎えしています。 今回の朝活は、アルトリコーダーを演奏してみる!というものだったのですが…中学生ぶりに演奏するというharu.さんとTomoeさん。ソプラノリコーダーの抑え方と混じっているのか、まずは音階の抑え方を覚え直すところからスタート。練習しているうちに、突然抑え方を思い出し、『となりのトトロ』の「風のとおり道」に挑戦し始めました。

しかし、楽譜を観ながらとはいえ、なかなか難しく、「せーの」で合わせてみるものの、バラバラなまま…。『ハウルの動く城』の「人生のメリーゴーランド」に一度挑戦してみましたが、こちらも「難しそう…」とすぐに断念。 すると、Tomoeさんが中学時代に演奏したことがあるという『魔女の宅急便』の「海の見える街」の楽譜を発見し、1ページ分を一緒に演奏することにしました。

Tomoeさんがソプラノの楽譜で、haru.さんがアルトの楽譜で二重奏にチャレンジ(きっとソプラノの楽譜はソプラノリコーダーで演奏するのが良いのですが…笑)! とはいえ、まだまだ二重奏とは言えないので、自主練タイムがスタートです。 「吹けない二人がペアになっちゃって、テスト前に必死に練習しているときみたい(笑)」とharu.さんが笑いながらも、「シの音ってどうやって出していますか?」とTomoeさんはharu.さんにコツを聞くなど、真剣な様子。

だんだんとリズムが揃い始めていき、準備ができたので近くの緑道で演奏してみることに。自主練の成果が発揮され、完璧に揃った演奏を披露し、満足気な二人でした。

朝活を終えた二人は、朝活を振り返りながら、Tomoeさんが姉のNobueさんと組んでいるイラストレーターユニットSTOMACHACHE.の結成当時のお話、今年10月に開催されていたSTOMACHACHE.の展示について、Tomoeさんが捉えるSTOMACHACHE.の特徴、作品に込める小さな反抗についてお話しいただきました。

本編へ進む前に、まずは視聴者さん、読者さんから集めた「ゲストに聞いてみたいこと」にお答えいただきました。今後も『月曜、朝のさかだち』に遊びに来てくれるゲストのみなさんに聞いてみたいことを募集しているので、ぜひORBIS ISのSNSをチェックしてみてくださいね!

Tomoe Miyazaki さんに聞きたいコト



Q.作品に対する反響で印象に残っていることや嬉しかったことはありますか?

A.作品の中に描いているBRITISH SEA POWERのCDジャケットに反応してくれた人がいて嬉しかったです。あんまり聴いている人いないと思っていたので。

Q.なんでも作ってしまうDIY精神を感じるのですが、これは「作らない」と決めているものはありますか?

A.決めているものは特にないのです!誰かが嫌な気持ちになるものは作りたくないです。

Q.Tomoeさんが影響を受けたミュージシャンと、その理由を教えてください

A.NIRVANA
高校生の頃コピーしてました。私はデイヴ・グロール担当です。ボロボロの服が好きなのは多分グランジの影響です。

 

緑道に響くアルトリコーダーの音色

haru._今朝の朝活では、この番組の原点回帰のような朝活で、リコーダーを演奏しましたが、いかがでしたか?

Tomoe Miyazaki(以下:Tomoe)_ 思った以上に出来なさすぎて焦りました…(笑)。

haru._中学生の頃にリコーダーの授業があったんですけど、それぶりに吹きました。

Tomoe_すごく得意だったんですけど、今回出来なくてちょっと自信を失いました(笑)。

haru._先日お会いしたときに、朝活どうしますか?という話をしたときに、二人ともリコーダーは自信があって、クラスでも上手い方だったという自負がお互いあったので朝活に選んだんですけど…(笑)。いざ吹こうと思ったら、ソプラノリコーダーじゃなくてアルトリコーダーだったんですよね(笑)。言い訳がましく聞こえてしまうんですけど、全然吹けなかったんです(笑)。

Tomoe_ダメでしたね…。

haru._でも頑張って練習して、ジブリの楽譜にあった『魔女の宅急便』の「海の見える街」という曲の数小節分を一生懸命練習して演奏しました。最初は、ちょっと練習したら二重奏ができると思っていたんですけど、実際は難しかったですね。でも、秋の晴れた空の下で二人でこの曲を演奏して、番組スタッフたちがそれを見守るという、ミニリサイタルみたいな感じがすごく楽しかったです。

Tomoe_練習してるときは冷や汗をかいていたんですけど、楽しかったです。

haru._リコーダーって、ギターとかと違って自分の吹いた息がそのまま音になって出ちゃうじゃないですか。それがより恥ずかしいですよね。

Tomoe_恥ずかしさ、ありますよね。

haru._中学生の頃に、みんなの前で吹かなきゃ行けないあの恥ずかしい感じをすごく思い出しました。

Tomoe_懐かしい感じでしたね。

haru._でも、練習してできるようになりたいなと思いました。

Tomoe_曲を全部通して吹けるようになりたいですね。

haru._なりたいですよね!でも、リコーダーって楽器の中ではそんなに高くないので、皆さんにも是非おすすめしたい朝活です。

Tomoe_覚えなきゃいけないし、次に押さえる位置を考えていなきゃいけなかったりと、すごく頭を使いました。

haru._意外と脳の筋トレとしてもいいのかもしれないですね。

イラストレーターユニットSTOMACHACHE.の原点

haru._Tomoeさんは普段、実のお姉さんのNobueさんと一緒にイラストレーターユニットSTOMACHACHE.(意味:腹痛)をやられていますが、今年で21周年…!?を迎えられたということで。おめでとうございます!

Tomoe_ありがとうございます。

haru._まさかそんなに活動歴が長いとは。ずっとSTOMACHACHE.の名前でやられているんですか?

Tomoe_そうなんです。やり始めたときにこの名前をつけて、そこからずっと。名前の由来は、小学校の頃、姉といつも「今日はどうだった?」という話をしながら帰っていたんです。そのときに「今日はこの時間にお腹が痛くなった」という話をしたら、姉も同じ時間にお腹が痛くなっていて。その話をしたことがずっと記憶にあったんです。

ユニット名を決めようとなったときに、二人ともそのエピソードを思い出して、腹痛を意味するSTOMACHACHE.がいいんじゃないかとなりました。

haru._Tomoeさんは5人きょうだいなんですよね?そのなかでもNobueさんと一番気が合うんですか?

Tomoe_そうですね。年も一番近くて、小さい頃からずっと一緒に遊んでいたんです。なので、私の友達ともNobueちゃんは遊ぶし、私もNobueちゃんの友達と遊んだりと、ずっと一緒にいました。

haru._姉妹でありながら、友人みたいですね。

Tomoe_そうですね。年齢は2つ違うんですけど、誕生日が1日違いなので、誕生日会も一緒にやっていました。

haru._イラストレーションでユニットをされていますが、最初から今のかたちだったんですか?

Tomoe_最初はそこまでイラストの仕事がしたいと思っていたわけではなくて。ZINEを作り始めたのがきっかけで、そのままイラストレーターになったという感じなんです。

haru._初めての制作はいつぐらいでしたか?

Tomoe_私が高校3年生の頃で、姉が大学生の頃ですね。そのときに初めてZINEを知り、作り始めたのが最初です。でも、その頃はKINKO’S*①も知らなかったので、コンビニのコピー機で片面カラー印刷をしてノリで貼り合わせて作っていました。ただ、カラー印刷だと値段が高いし、そのときはコンビニのコピー機を使う人が多かったので、あまり量産は出来ていなかったんです。そんなときに、雑誌の『relax』*②に、マーク・ゴンザレス*③とばったりKINKO’Sで会ったという話が載っていて、そこでKINKO’Sの存在を知りました。当時、大阪の高校に通っていて、梅田を乗り換えで使っていたんですけど、梅田にKINKO’Sがあることが分かり、そこから一人でKINKO’Sに通いZINEを作っていました。

haru._私も高校生の頃に初めてZINEを作ったんですけど、話を聞いていてそのときの感覚をすごく思い出しました。本や雑誌をみて、これどうなってるんだろうと不思議に思っていました。裁ち落としの概念もないから、紙の全面に印刷したいのに、コンビニで印刷すると白いフチがついてきて、「これなんなの!?」と思った記憶があります。

Tomoe_両面印刷の仕方もわからないから、何回も失敗してました(笑)。これが一番良いと思えるスタイルをやっとの思いで編み出し、それをずっとやっていました。

haru._最初はどんな題材でZINEを作っていたんですか?

Tomoe_黄色い表紙に中は白黒というスタイルのZINEは、姉とそれぞれが描いた絵を持ち寄って、「英語が入っている方がかっこいい」という理由だけで英語辞書に書いてある例文を見ながら、「この絵にはどの例文が合うか」と二人で会議しながら作っていました。お互いに、面白そうと思った例文をノートにメモをしていたりして、持ちネタを披露していって、「おもしろい感じに見せるにはこれ」、「素敵な感じに見せるにはこれ」みたいな感じで作っていましたね。

haru._めちゃくちゃ楽しそうな遊び!

Tomoe_楽しかったですね。すごく暇だったので、毎月一冊作っていました。

haru._ZINEって作らなきゃいけないと思って作るようなものではないから、余白から生まれるんですよね。

Tomoe_そうそう。あの時はすごく楽しんでましたね。

haru._そうした活動がお仕事に繋がったのにはどういう道筋があったんですか?

Tomoe_姉が既に愛知県芸術大学に通っていて、私は同じ大学を目指して浪人をしていたんです。姉は先に大阪から愛知に引っ越していたので、私も引っ越して名古屋の予備校に通っていました。週末は姉と名古屋のKINKO’SにZINEを作りに通っていたんですけど、そしたらたまたま予備校の先生と会ったんです。その人はデザイナーもやってる講師で、翌日予備校で「昨日KINKO’Sで何してたの?」と聞かれたので作ったZINEを見せたんです。そしたら、「めっちゃいいね!」と気に入ってくれて。その先生が後々、名古屋のラジオ局のタイムテーブルの表紙絵を描く仕事を紹介してくれて、そこをきっかけにいろんな方向からお仕事が来るようになりました。

haru._きっかけが大きかったんですね!

Tomoe_今思うと大きかったかもしれないですね。

haru._本当にひょんなところから始まりますよね。お姉さんとの役割分担はあるんですか?

Tomoe_今は姉に子供がいるので、あまりお仕事は出来ていないんですけど、姉ができそうなことは言ってもらうようにして、それを箇条書きにして役割分担しています。なので、なるべく絵のタッチは似るように描いています。

haru._合作みたいなこともするんですか?

Tomoe_よく言われるんですけど、私が背景を描いて、姉が人を描くみたいに分けるやり方は、あまりしっくりこなくて。描くときは別々に描いていますね。

作品に込める小さな反抗とは

haru._大阪で10月に開催されていた展示に私も行かせていただきました。たまたま私たちもHEAP*④のPOP-UPがあったので、タイミングよく行けて嬉しかったです。私は、Tomoeさんの理想のお家が描かれている作品がすごく好きでした。

Tomoe_ありがとうございます。ドールハウスっぽい雰囲気のものですよね。

haru._でも、結構大きかったですよね?

Tomoe_そうなんですよ。今まで描いたパネル作品のなかでは一番大きいです。

haru._イラストの作品だと、小さめのものを見慣れているので、ああいった大きくて、ところどころ立体的なパーツが組み込まれているような作品を見るのは初めてでした。でも、あれは実際に見ないと伝わらない迫力を感じました。

Tomoe_ありがとうございます!あれは写真だけだとあまりどんなものなのか伝わらないんだろうなと思っていました(笑)。

haru._その場で写真も撮ったんですけど、実際に見るのとでは全然違うと思いました。あれは、結構大変な作品ですよね…?

Tomoe_大変でしたね(笑)。友達からいらないパネルを譲り受けたらあのサイズで、何を描こうか考えて、お家を描きたいと思ってああいう作品になりました。

haru._いろんなお部屋があって、各部屋でTomoeさんがいろんな作業をされている様子が描かれているんですよね。あれにはどういうストーリーがあるんですか?

Tomoe_理想の間取りを再現してみたんです。住む場所はこれくらいあって、2階は仕事部屋、屋根裏部屋を全部アトリエにして…といった細かい欲望を込めて描いていました。いつも作品を描き始めるときには、完成図を想像していないんです。大まかに考えていたりはするんですけど、細かいところは全く決めずに描くので、描きながら悩んだり止まったり、他の作品を進めたりしながら描いています。楽しくなくなると嫌なんですよ。なので、ちょっとしんどいなって思ったら、時間を空けてまた戻ってきて、新しいアイデアを試してみたりしながら作品を作っています。

haru._でもかなり細かいところまで描き込まれていますよね。画面上の構成がすごく綺麗でカッコよかったです。一緒に販売されていたZINEも見させていただいたんですけど、色の指定は細かくされているんだなと思いました。

Tomoe_始めは大まかにスケッチを描いていて、立体にする予定はなかったんです。ずっと平面で描いていたんですけど、だんだんとしんどいなと思ってきたときに、立体にしたら楽しくなって(笑)。いろんな方法を試しながら、楽しさを維持して、自分がしんどくならない方法を探しながら制作していました。

haru._細かく色に関するメモがあるんですけど、色は最初に全部決めるんですか?

Tomoe_いえ、塗った色を書いていました。絵の具は基本的に混色せず、既存の色を使っています。ただ、白でも200色あるので(笑)、重ね塗りしたいときに、さっき何色を使ったのか忘れちゃうんです。なので、どの白を使ったのか覚えておくために全部メモしています。

haru._混色しないんですね!

Tomoe_混色すると、同じ色を作ることってすごく難しいじゃないですか。今使っている絵の具はすごく絶妙な色でも全部あるので、それを使って描いています。ただ、最近はどんどん絵の具も高くなってきています…。

haru._私の父親が絵描きなんですけど、色ばっかり混ぜてるんですよ。なので、絵の具って混ぜて使うものだと思っていました。

Tomoe_私も予備校に通っていたときは、そういうものだと思っていました。でも、同じ色を作れないということがすごく困るんですよね。

haru._Tomoeさんの絵のタッチだと、同じ色を使いたいですよね。

Tomoe_そうなんです。だから、今の私の絵というのは、その絵の具があるから描ける絵という感じでもあります。

haru._Tomoeさんの作品は色もすごく素敵です。描いているモチーフは、家や、暮らし、人の生活を観察しているところから生まれたような作品が多いなという印象があります。

Tomoe_基本的に家が好きなんです。あまり外に出るのが好きじゃなくて(笑)。なので、自然と身の回りにあるものを描くことが多くなっていますし、それを描くことが好きだし楽なんです(笑)。なので、作品を描くときも、家にあるものを集めてきて描くモチーフを決めることもありますし、描きたいなと思ったものはゴミみたいなものでも残しておきます。段ボールやお菓子の箱なんかも作品によく使うので、捨てられずに取ってあります(笑)。夫も「何を捨てていいのか分からない」と言って、全然いらないものまで気を遣って置いておいてくれています(笑)。

haru._Tomoeさんは付箋やメモなんかも絵に描かれてますよね。一見、捨てられちゃうかもしれない、誰かにとってはいらないものかもしれないものさえも、Tomoeさんの絵のなかに収まっていると、宝物みたいに見えてすごく素敵なんですよね。身近なものを見つめるということが普段あまりないので、すごくワクワクしました。 あと、お姉さんの作品も一緒に展示されていたじゃないですか。お姉さんの作品は、外出している人や、葉っぱの形をした作品があったりと、Tomoeさんの家の中という作品とはまた違う雰囲気でおもしろかったです。

Tomoe_似てはいるんですけど、全然違うんですよね。というか、だんだん作るものが変わっていきました。最初の頃は私が姉の真似をして描いていたんですけど、今ではそれぞれ自分のスタイルが出来てきたなと感じています。

haru._Tomoeさんから見てお互いの特徴ってどんなものだと思いますか?

Tomoe_Nobueちゃんは物事をじっくり、ゆっくり考えて出すタイプかなと思います。私は結構、ねじ伏せるタイプというか、力ずくみたいな感じのものが多いです。

haru._確かにTomoeさんの大きな作品からはエネルギーを感じました。

Tomoe_Nobueちゃんの作品は、私とは違う繊細さがあって、全然違うなと感じています。昔は「一緒みたい」と言われることが多かったんですけど、昔から全然違うなと思っていました。

haru._包装紙や紙を繋いだ作品はお姉さんのですよね?

Tomoe_紙のパッチワークですね。そうです。

haru._あれもすごく素敵で。形の作り方や色の並べ方にすごく繊細さを感じつつ、その遊びの大胆さみたいなのはお二人が共通してるところなのかなと思いました。

Tomoe_そこはあるかもしれないですね。

haru._二人でやっていたからよかったなと思うのはどんなときですか?

Tomoe_やっぱり一人だと心細いんですよね。二人だったからお互いに頼れるし、心細くない。そこが一番ですね。

haru._私にも妹がいて、二人で作品を作ることはなかったんですけど、ドイツに二人で引っ越したときはすごく不安で。ドイツって冬の朝は真っ暗なんです。学校へ向かうバス停に向かうまで、私はずっと泣いていたんですけど、妹は「もうやるしかないだろ!」と言ってくれて、すごく心強かったのを覚えています。そのときに初めて、姉妹でよかったなと思いました(笑)。

Tomoe_私も転勤族で、新しい環境に行くときは本当に心細かったので、きょうだいがいてよかったなと思っていました。

haru._STOMACHACHE.の作品には絵だけでなく、言葉も入ってくるじゃないですか。お家の作品ですごく印象的だったのが、「NO WAR」というメッセージが書かれたポスターがミニチュアサイズで貼ってあったのがパッと目に入ってきました。Tomoeさんの心の中にあるメッセージがあそこに出ているのかなと感じたんですけど、そうしたメッセージを作品に込めることは意識されているんですか?

Tomoe_私は口下手というか、あまりそういうことを発信できるタイプではないので、作品のなかで、絵に加えて言葉で小さな反抗をしています。

haru._あのエッセンスがTomoeさんの存在を感じさせてくれました。Podcastをたくさんやっているんですけど、実は私も思っていることを言葉にすることが苦手なんです。でも、自分の作るもので、できることがあるはずと信じて作っているので、その小さな反抗にすごくハッとさせられました。

Tomoe_気づいてくれて嬉しい。

対談は後編に続きます。後編では、ZINE制作の原点、TomoeさんのZINE『TMTM BENTOU 2022 – 2025』の制作過程、父親から譲り受けた“自分で作る”精神について、その先の誰かへの共有の喜びなど、盛りだくさんにお話しいただきました。
そちらも是非楽しみにしていてくださいね。
それでは今週も、いってらっしゃい。

*①KINKO’S
コピー・プリント・製本・デザイン支援などを行うオンデマンド印刷サービス。個人のZINE制作から企業資料まで、小ロット・短納期で対応できるのが特徴。全国各地に店舗を展開し、セルフコピー機やスタッフによるサポートで手軽に高品質な印刷物を作成できる。

*②『relax』
1996〜2006年にマガジンハウスから刊行されたカルチャー誌。音楽、アート、ファッション、デザインなどを独自の視点で紹介し、“チルでクリエイティブ”な感性を象徴した。ライアン・マッギンレーら新世代のアーティストを早くから特集し、多くのクリエイターに影響を与えた雑誌。

*③マーク・ゴンザレス
アメリカ出身のスケートボーダー兼アーティスト。1980年代にストリートスケートの先駆者として注目され、詩的でユーモラスなドローイングやペインティングでも知られる。スケートカルチャーとアートを結びつけた象徴的存在。

*④HEAP
番組ホストのharu.さんが手がける下着ブランド

この記事への感想・コメントは、ぜひこちらからご記入ください。編集部一同、お待ちしています!

Profile

Tomoe Miyazaki(STOMACHACHE.)

姉の信恵と2人でSTOMACHACHE.として活動。家を自分で建てた元牧師の父のDIY精神を受け継ぎ平面や立体の作品を制作。雑誌や広告、CM、CDジャケット等々、いろいろな媒体でイラストを描いている。

photography: miya(HUG) / text: kotetsu nakazato

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