2022.3.2

12名の学生と描く未来。オルビスが新規事業開発の長期インターンを実施!(前編)

PROJECT

JOB&CULTURE

 ORBIS

こんにちは、ブログ担当の中村です。

オルビスでは、毎年学生の皆さんを対象にインターン開催しています。今回は昨年の2021年6月から7月にかけて実施した、約1カ月間の新規事業開発インターンについてご紹介します。

一人ひとりが持つ力を引き出し、多様な価値観や美しさが表現される「スマートエイジング®」という考え方を軸に、ここちよい社会の実現を目指し、未来を見据えて既存の化粧品事業にとらわれない新たな価値創造を推進しているオルビス。今回のインターンは、その中核を担う新規事業開発グループのメンバーがフルコミットで実施するという初の試み。世の中の変化や、価値観の多様化に寄り添い、積極的に未来を見つめた価値創造にチャレンジしているオルビスの基盤を活かし、学生の皆さんにも実際に体験してみないと分からない新規事業開発のリアルを通じて、多くの学びと気づきを持ち帰ってもらいたい、そして学生の皆さんとオルビスの新しい未来を創っていきたいという想いから実施しました。

インターンの様子を通して、オルビスの社風や大切にしている価値観等も感じていただける内容になっていますので、ぜひご一読ください。

 

新規事業開発のリアルを体感!オルビスの新規事業開発インターンとは?

全4回の全体での集まりを中心に、約1カ月間にわたって実施した今回のインターン。新規事業開発では、アイディアの発散等オフラインでの実施が好ましいプロセスが多いですが、新型コロナウイルスの状況を鑑み、工夫を凝らしてオンラインでの実施となりました。

今回のインターンへは事前に選抜された全国の12名の学生の皆さんが参加し、3つのチームに分かれてグループワーク形式で新規事業開発に取り組みました。将来起業したい、新規事業を興したいという学生を中心に、多方面で活躍している多様な学生。なかには、すでに起業している方やインターン先で新規事業を立ち上げて推進している方も。また、2022年にオルビスへ入社予定の内定者も2名参加しました。新規事業開発グループのメンバーとHRの担当者が各チームにメンターとして参加しており、学生4名と社員2名が1つのチームとなってオルビスの未来を描きます。

テーマは「オルビスの未来の成長ドライバーとなる新規事業の立案」。

オルビスが提供する「スマートエイジング®」という提供価値は、一人ひとりが持つ力を引き出し、多様な価値観や美しさが表現されるここちよい社会を目指した考え方。これを実現する新規事業の立案に取り組みました。テーマのなかで伝えられたのは、「既存の化粧品事業にとらわれる必要はない」ということ。むしろ既存の市場を越境し、新たな市場で「スマートエイジング®」という価値が発揮される新規事業の立案が期待されます。これは、実際にオルビスで新規事業開発に取り組む際にも大切にしていることです。

また、今回のインターンには「リアリティを追求し、アウトプットを志向する1カ月に」という想いが込められています。

「新規事業開発」と聞くと、「楽しそう」とワクワクされる方もいますが、世の中にないものを創る楽しさと同時に、産みの苦しさもたくさん。1つの事業として形になるまで、様々なプロセスも存在します。そんな前例がなく、正解が分からないなかで、様々な苦悩や葛藤を乗り越え、自分たちの信念を込めて事業を推進していくリアルな感覚を、ぜひ学生の皆さんにも体感してもらいたい、という新規事業開発グループメンバーの想いがありました。 実際に、今回のインターンはオルビス側からのインプットは最小限にとどめ、とにかくアウトプットを求められる内容でした。

メンバーの想いを大切にする新規事業開発

インターンでは、新規事業開発において最も求められることのひとつを「推進力」として紹介。企画フェーズでチームの推進力を高めるために重視すべき4つのポイントにそってワークが進行しました。ポイントのひとつは、チームワークづくり。チームメンバーの「こうしたい」という内発的な動機を起点に、チームメンバー全員が当事者意識をもってプロジェクトを推進する力を高められる状態を目指し、チームワーク、そしてチームビジョンをつくるプロセスに取り組みました。

インターン初日には、オルビス側からの「スマートエイジング®」に込めたビジョンの共有を経て、早速チームに分かれてのワークが始まりました。初対面のメンバーがオンラインで対面しながらワークを進めるという難易度の高い状況のなか、学生たちが互いに自己開示しながら、早速「このチームでどういうことを実現したいのか?」を語り合い、チームとしての共通のビジョン・アイデアづくりに取り組みました。

役員西野・メンターとの充実の壁打ち

オルビスの新規事業開発グループは、スピーディーな意思決定ができるよう役員直下に位置し、常日頃から役員とコミュニケーションを取って推進しています。今回のインターンには、新規事業開発グループメンバーのフルコミットに加え、新規事業開発グループを統括している管掌役員の西野も参加しました。初日は、各グループがチームとしての新規事業開発の方向性をある程度検討した段階で、西野に企画の壁打ちをする時間が設けられていました。「初日から役員に壁打ちするなんて緊張する!」という学生もいましたが、しっかりとチームとして創り上げたビジョンを伝えました。

各チームとの壁打ちで、西野から学生に対して繰り返し伝えられたのは、「チームメンバーの全員が、本当に心の底からこの企画を実現したいと思っているのか?」「みんなは、世の中の当たり前とされているルールや規範、常識に一番違和感を覚えやすい世代だと思っている。私たちにない新しい視点を持っている点がみんなの強さなので、ぜひその感性を活かしてほしい。」ということでした。

西野との壁打ちを経て、なんと3チーム全てが、企画を一から見直すことになりました。一時はどうなることかと思われましたが、メンターとも引き続き壁打ちをしながら、「チームメンバー全員が心の底から実現したいこと」を考え直しました。初日ということもありお互いに遠慮もあった状態から、徐々に腹を割って議論できるようになり、時に建設的なコンフリクトも生じながら、「実現したいこと」を明確化していきました。ここから一気に企画の質があがり、推進スピードが加速することとなりました。

経営陣への最終発表!各チームが描く未来とは?

初日の大幅な方針転換を起点に、各チーム一気に企画を推進していった1カ月。全体での会合以外にも、各チームメンバーがオンラインでつながって議論を進めたり、メンターとの壁打ちをしたり。各チームそれぞれの進め方で新規事業開発を考えていきました。

最終日はいよいよ、代表小林を含むオルビスの経営陣への最終発表。各チーム緊張しながらも、1カ月間かけて創り上げた新規事業の企画を、経営陣に向かって堂々とプレゼンしました。企画内容は三者三様。唯一の共通点は、いずれのチームも化粧品ではなかったことでした。各チーム、オルビスの「スマートエイジング®」という提供価値に沿って、それぞれが心から実現したい未来を見据え、今のオルビスにはない全く新しい商品・サービスを企画してくれました。

大学生の世代ならではの視点で、原体験をもとにお客様の解決してほしい課題を丁寧に描き、それを解決する商品・サービスを提案。今の時代感やリアルで等身大な想いが詰まった企画内容に、経営陣も心を打たれて感動していました。経営陣からは、各企画に対して、オルビスの価値観やビジネス推進の視点から優れている点や、よりよくなる点のフィードバックを、1チームあたり30分かけて行われ、学生の鋭い視点に対し、「非常に勉強になった」という感想が飛び交いました。

気になる優勝チームの企画内容は・・・次回記事にて詳しくご紹介いたします!お楽しみに!

参加学生の皆さんの声を一部紹介!

インターン実施後のアンケートでは、学生さんの満足度100%!そして、たくさんの嬉しいコメントをいただきました。全てご紹介したいこところですが、いくつか抜粋してご紹介いたします。

「これまでも企業で新規事業の立案や開発、推進に関わってきたことはあったが、ビジョンドリブンで立案していくものが少なかった印象でした。 今回のインターンでは、まず個々人の人格や想いから事業を練っていったことでビジョンに対しても気持ちも入りやすく、また社員さんからのFBも充実していたため思考を進めることができました。」

「これまで広告等でオルビスの名前はよく聞いていたのですが、どういう会社か深くは理解できていない状態でインターンに参加しました。しかし、会社案内や対外向け記事などを読み、そしてインターンに参加し、本当に一貫して消費者に向き合っていることを知って、なぜかとてもうれしく思い、そんな会社でインターンできていることをとても誇りに思いました。」

「長期にわたってガッツリと事業立案を行なったことで、論理的思考力、コミュニケーション能力、リサーチ力、プレゼン力など、色んなスキルと向き合うことができました。」

「学生にとってこんなに刺激的なインターンはそうあるものではなく、とても勉強になった。また、メンターやほかの社員の方が全力で自分たちに向き合ってくれる点はとてもうれしかった。オンラインでここまでの密度のインターンを受けられるのはかなりすごい。」

学生の皆さんにとっても多くの学びや気づき、成長を得られる機会にしていただけたことを、私たちオルビスとしてもとても嬉しく思います。

 

今回のインターンで出たフィードバックの多くは、オルビスのなかで日常的に言われていることです。「スマートエイジング®」が実現され、より多くの人が自分らしくここちよく生きられる未来を創っていく。そのために常識に捉われず、変化を恐れずチャレンジしていく。社員一人ひとりが自分自身の「こうありたい」ビジョンを明確に持ち行動する。 これらは、新入社員も含め、オルビスの全社員に求められることです。この記事を通して、オルビスの大切にしている価値観や社風が少しでも伝わっていれば幸いです。

 

※本記事内容は、公開日(2022年3月2日)時点の情報に基づきます。


オルビスでは現在、24卒新卒向け新規事業立案インターンの参加者を募集しています。 オルビスの大切にしている考え方、社風等に少しでも関心をお持ちいただいた方は、ぜひこちらからご応募ください!

PROJECT back number

vol.1
2024.04.18

働く場所や仕事の内容が異なっても、『ONE ORBIS』として目指す姿は同じ。全社で気持ちをひとつにして臨んだ2024年入社式への想いとは

vol.2
2024.04.12

【代表小林 トップインタビュー】構造改革を経て、目指すのは「素肌ウェルネス」の追求(後編)

vol.3
2024.04.12

【代表小林 トップインタビュー】5年間のリブランディングによる構造改革で生み出した成果とオルビスの現在地、そしてこれから(前編)

vol.4
2024.03.19

プロダクトが持つ気配もデザインできるように

vol.5
2024.02.19

広告代理店、事業会社のどちらを選択するか。マーケターを目指した学生の就職活動体験記

vol.6
2024.02.15

2024年のオルビスが目指すもの。全社総会『ONE ORBIS FORUM 2023 WINTER』で語られた、「お客様視点」の重要性とは

vol.7
2024.01.26

BtoB事業躍進の背景を語る。オルビスが目指す「お客様との新たな接点づくり」とは

vol.8
2023.12.25

「ONE ORBISで、ともに前へ。」いま改めて振り返る、内定式で語られた、オルビスの揺るがない軸と目指す姿

vol.9
2023.12.08

「自分らしさ」を活かした接客スタイルを実現。業界未経験のBAが感じる、オルビスで働くやりがいと成長実感

vol.10
2023.11.30

化粧品業界は自分にとって「最も遠い業界」だから面白い。若手マーケターが成長を実感できる、オルビス独自の環境とは

vol.11
2023.11.21

オルビスの“組織戦闘力”を上げる。HR領域で組織開発グループが手掛ける、社内から始まる価値創造

vol.12
2023.09.29

コンテンツ制作を起点に「ブランド価値」を守りつつ「売上」をつくる。コミュニケーション企画の面白さとやりがい

vol.13
2023.09.25

リブランディングからの実りを全社で実感「ONE ORBIS FORUM 2023 SUMMER」で語られた更なるブランド成長への想い

vol.14
2023.09.11

「クリーンビューティ」への新たな挑戦。他社を経験した商品企画スペシャリストが実現したいこと

vol.15
2023.09.05

販売好調、オルビス最高峰のエイジングケアシリーズ『オルビスユー ドットシリーズ』リニューアルの葛藤と挑戦

vol.16
2023.08.10

ベスコス獲得やSNS拡散はなぜ必要か。ブランド力を育てるPR・ファネル戦略グループが、新体制で目指すこと

vol.17
2023.07.12

オルビス全社表彰イベントのベストパフォーマーに聞く。一人ひとりが追求する「お客様起点」の考え方とアクション

vol.18
2023.06.14

ブランドの共感者とともに、オルビスの未来を創る。新たなオウンドメディア 「ORBIS IS 」が目指すこととは

vol.19
2023.05.09

リブランディングから5年。変化を経て見えたオルビスの価値と「さらなる進化」に向けた3つの課題

vol.20
2023.05.08

里山再生に10年。 人と自然の共生を目指す、オルビスの森づくりとは

vol.21
2023.04.25

お客様の“顔”が見える環境で、マーケターとしてのスキルを磨く。「定量×定性」で深めるオルビスのCRM

vol.22
2023.03.16

提供価値「スマートエイジング®」への共感を軸に自走する組織へ。挑戦を続けるチームづくりに必要なリーダーシップとは

vol.23
2023.03.16

オルビスらしいマーケティングの本質とは? 代表の小林と考える、「クリアフル」のリブランディングから見えたこと

vol.24
2022.12.20

“自信のなさ”をバネに挑戦し続ける、「ORBIS Mr.」のリーダーが世の中に届けたいメッセージ

vol.25
2022.12.07

成長を求め広告代理店から転職。オルビスだからできる“深さ”を追求するマーケティングの面白さ

vol.26
2022.11.30

オルビスがアプリ内新サービス『肌カ.ル.テ』で目指す、「深く・長い」お客様との関係づくりとは

vol.27
2022.11.24

お客様に寄り添い、自分らしく働ける。転職して実感した、オルビスのBAとして働く魅力とは

vol.28
2022.11.18

オルビスが週2日出社の「ハイブリッドワーク」を導入した背景、狙いとは?

vol.29
2022.10.20

お客様への価値提供を考え抜き、ブランドとして進化し続ける。オルビス商品企画の面白さとやりがい

vol.30
2022.07.28

2021年新卒入社のリアルな声。入社1年を経た「今」、私たちが感じていること

vol.31
2022.07.20

オルビスが掲げるビジョンの実現に向けて、最も貢献したメンバー、プロジェクトとは?年に1度の全社表彰イベント『ONE ORBIS AWARD 2022』の全貌をお届けします!

vol.32
2022.06.30

“日本一のマーケター”を目指す学生が辿り着いた先が、オルビスだった話

vol.33
2022.06.09

「スマートエイジング(R)」はビューティーだけではない。 2029年の成長ブースター創出のための苦労と未来への兆し(後編)

vol.34
2022.06.09

ビジョンを体現するサイト「Portal to the Future」の真の狙いとは。 新規事業の立ち上げから考える、オルビスが目指す未来(前編)

vol.35
2022.04.28

他社でキャリアを重ねた3者は、なぜオルビスへ? 中途社員が組織や働き方について本音で語ります

vol.36
2022.04.04

「小林の部屋」を覗いてみたら、そこは会社のトップと社員がフラットに想いを伝え合う場でした。

vol.37
2022.03.29

【トップインタビュー】デジタルとリアルの融合、顧客起点でのDX推進で新たなブランド価値の創出へ

vol.38
2022.03.02

優勝チームを発表!オルビスの長期インターンで1位に輝いた新規事業とは?(後編)

vol.40
2022.02.15

入社2年目にして販売戦略を先導するMDに。年次にかかわらず挑戦できるオルビスの成長環境とは

vol.41
2022.01.18

累計約1,000名の社員が参加した社内アカデミー「ORBIS LAB」の開催事例をご紹介します!(後編)

vol.42
2022.01.17

多様な個の掛け算、学び合いが社員の成長を加速させる。「ORBIS LAB」運営メンバーに徹底インタビューしました! (前編)

vol.43
2022.01.13

2022年も、「ONE ORBIS」で最高のスタート。『KICK OFF MEETING 2022』を開催しました!

vol.44
2021.12.22

「ONE ORBIS」で駆け抜けた1年、そして未来へ。『ONE ORBIS FORUM 2021 WINTER』の全貌をお届けします!

vol.45
2021.12.08

オルビスとお客様を繋ぐ「虹」、ビスタが主役の3日間。『BISTA WEEK 2021』に密着しました!

vol.46
2021.12.03

一人ひとりの行動の積み重ねが会社のカルチャーを作る。「未来志向×オープンマインド」を醸成した3年間

vol.47
2021.12.01

ビューティ領域にとどまらない新規事業への挑戦。オルビスの未来をゼロイチで創造するリーダーの想い

vol.48
2021.11.25

「柔軟性とスピード感の両立」。大手化粧品メーカーから転職して1年、肌で感じたオルビスの強みとは

vol.49
2021.11.15

2018年からの3年を振り返る、リブランディングのこれまでとオルビスの未来とは

vol.50
2021.09.21

パーソナライズにサラダ販売。多角的な取り組みを牽引する、新規事業開発グループが目指す未来

vol.51
2021.08.19

部署も役職も超えて「ONE ORBIS」でお客様への価値提供を考える一日。全社総会『ONE ORBIS FORUM 2021 SUMMER』をレポートします!

vol.52
2021.06.14

風土と制度を両輪で変える。「変革エージェント」として組織改革を支えた、HRの進化

vol.53
2021.06.04

2度の産休を経て、さらに“自分らしく”。オルビスのフラットな風土で活躍する女性マネージャーの働き方

vol.54
2021.05.10

「その人そのものの良さを解放したい。」メンズ化粧品ブランド「Mr.」タスクフォースを立ち上げた新卒11年目社員の想いとは

vol.55
2021.05.10

マーケコンサル会社とスタートアップを経てオルビスへ。オルビスだからできること、そして実現したい未来とは

vol.56
2021.04.13

障がいに関わらず、専門性を高めていけるオルビスで、成長し続けたい

vol.57
2021.03.23

「ビューティーアドバイザーの数だけお客様に喜んでいただけるような魅力を持っている」ビューティーアドバイザー・チーフを経験したスーパーバイザーの想いとは

vol.58
2021.03.14

入社3年目で社長に直談判。新規プロジェクトを立ち上げたリーダーが語る、オルビスで働く面白さ

Related article

2022.06.09

「スマートエイジング(R)」はビューティーだけではない。 2029年の成長ブースター創出のための苦労と未来への兆し(後編)

2022.06.09

ビジョンを体現するサイト「Portal to the Future」の真の狙いとは。 新規事業の立ち上げから考える、オルビスが目指す未来(前編)

2022.03.02

優勝チームを発表!オルビスの長期インターンで1位に輝いた新規事業とは?(後編)