「小林の部屋」を覗いてみたら、そこは会社のトップと社員がフラットに想いを伝え合う場でした。
JOB&CULTURE
こんにちは。オルビス公式ブログ担当の土井山です。
今回は、代表の小林が定期的に開催している「小林の部屋」についてご紹介します。
「社員と近い距離で現場の状況を知りたい」という小林の想いから始まったこの取り組み。毎回、多くの社員が参加しています。記事内では、実際に「小林の部屋」に参加した社員にもインタビューしました。この「小林の部屋」の全貌、小林自身の狙いとは?そして、実際に参加した社員の感想とその後の組織にもたらされた変化とは?
それぞれの想いを、ぜひご一読ください。
役職やキャリアに関係なく会社のトップと話せる、「小林の部屋」とは?
「小林の部屋」は、代表の小林に直接アポを取って話すことができる、社内1on1の取り組みです。
参加する際には上司に報告しなくてもよいという前提のもと、ルールは2つだけ。「オルビスを進化・成長させたい!」という強い気持ちがあること、そして自分がオルビスの未来を創るという「自分ゴト化」の視点を持っていること。それらを兼ね備えた社員であれば、個々のキャリアや役職に関係なく誰でも参加することができます。
「小林の部屋」に込められた想いについて、代表の小林に聞きました。
——「小林の部屋」を行うことになった背景を教えてください。
2018年の社長就任と同時に組織改革を行うなかで、改革に取り組む目的や背景、想いを自分の言葉で伝えるため、社内コミュニケーション施策の一つとして始めたのが「小林の部屋」です。
全社に向けて発信する際には、全体を見渡す社長としての立場、時間軸で話しています。ですので、社員一人ひとりの担当業務や影響範囲が異なれば、社長が発信するメッセージの受け取り方も人それぞれ違うと思います。
「小林の部屋」では、話す内容も自由で、業務の話でなくてもいいんです。多様な個性を持つ社員一人ひとりとフラットに向き合うことで、日々の業績などの表に現れる情報からは見えない、裏側のストーリーや想いに触れたいと考え、定期的に実施しています。
——社員との1on1をきっかけに変化したことはありますか。
昨年末に開催した「小林の部屋」では、ある社員と「リモートワーク中心の働き方が続くなかでも組織のパフォーマンスを高めていくためには、トランザクティブメモリー(誰が何を知っているか)を高める必要がある」という話をしました。その話をしているなかで、社員に提案されたのが、社内のチャットツール「Slack」のアイコンを顔写真にしよう、という取り組みです。
オルビスでは全社的なコミュニケーションツールとして、Slackを導入しています。これまではSlackアイコンは自由で、たとえばペットの写真やイラストなど、必ずしも自身の顔写真ではない社員も多かったんです。しかしながら、オンラインのコミュニケーションが中心になっているなか、少しでも"社員一人ひとりの顔やキャラクターが分かる"という親近感を作ることが、コミュニケーションの活性化、さらには組織の生産性向上に繋がると考え、さっそく全社員に協力してもらいました。
Slackアイコンの顔写真化から2か月ほど経ちましたが、やはり「この人(社員)が話しているんだな」と顔が分かるのは、社員同士の相互理解の観点からも有効だと思っています。
——「小林の部屋」を社員にどのように活用してもらいたいと考えていますか。
「小林の部屋」を通じて得られた新しい視点や気づきが、一人ひとりの実行力の加速に繋がっていればうれしいです。僕に伝えたいことや相談したいことがある社員は、ぜひ肩の力を抜いて気軽に参加してほしいと思っています。
「小林の部屋」をきっかけに変化したこととは。参加社員に聞きました!
続いて「未来志向×オープンマインド」な行動を発揮して「小林の部屋」に参加した社員に、私、土井山がインタビューしてきました。本来であれば、参加者やここで話した内容は完全非公開なのですが…特別に教えてもらいました!
今回、話を聞いた石田さん、間中さんの2人は、入社から1年経たずして「小林の部屋」に参加。小林との1on1をきっかけに、自身の仕事に対するマインドや行動も変化したようです。
遠い存在だった"社長"像が一変、フラットで近い存在に
Profile
石田 桜(Ishida Sakura)
2021年新卒入社、メディア戦略部 AD・リテンション戦略グループ所属。
——どのようなきっかけで「小林の部屋」に参加したのでしょうか。
リモートワークが中心のなか入社したこともあり、小林さん(オルビスは"社長"などの役職ではなく名前で呼ぶカルチャーです)と直接話すことのできる機会をぜひ活用したいと思い、参加しました。はじめは「新卒1年目でも参加してよいのだろうか」と躊躇していたのですが、過去に「小林の部屋」に参加したことのある先輩から「キャリアを問わず、気軽に参加して大丈夫!」と背中を押してもらったのが行動のきっかけになりました。
——「小林の部屋」に参加して、変化したことがあれば教えてください。
想像以上にフラットで、「社長=遠い存在」という漠然としたイメージが覆されました。自分のアウトプットがブランドに貢献できているのか再確認できましたし、今後の価値創造にどのように繋がっていくのかといった、これまで意識できていなかった視点を取り入れることができました。
さらに、0→1のアウトプットを生み出すための着想のヒントを得られたことも大きな学びとなりました。新たなチャレンジの種は日々仕事に取り組むなかで生まれることも多々あると思うので、ブレストミーティングなどを活用しながら、新価値創造に繋がる機会を意識的に増やしていきたいと思います。
また、社長としてではなく"1人の社会人"として、趣味やプライベートの面でも小林さんを知ることができたのも嬉しかったです!
「小林の部屋」で背中を押され、アイディア段階の企画が動き始めた
Profile
間中 優也(Manaka Yuya)
2021年中途入社、CRM統括部 コミュニケーション推進グループ所属。
———どのようなきっかけで「小林の部屋」に参加したのでしょうか。
検討段階の企画について、ぜひ小林さんの目線で意見を聞きたいと思い、アイディアの壁打ちのために参加しました。また、これまではオンラインでしか話したことがなかったので、小林さんの人となりを知りたいという好奇心もありました。
——「小林の部屋」に参加して、変化したことがあれば教えてください。
自分の考え方をアップデートできる機会になり、価値観が変わった実感があります。フラットに相談できる「小林の部屋」を通じて、社長という存在に対して自分自身が壁を作っていたことに気づきました。小林さんに直接壁打ちをしたことで、ぼんやりと考えていたことが間違っていないんだという確信に変わり、今では社員を巻き込んでアイディア段階だった企画を具体化させることができています。
今後も、オルビスの未来に繋がることは前例にとらわれず積極的にチャレンジしていきたいと思います。
「社員一人ひとりの個性や価値観に向き合いたい」という小林の想いから始まった「小林の部屋」は、オルビスの未来を創る社員のさまざまな想いを引き出し、実行力を高めています。「未来志向×オープンマインド」で小林とフラットに話すことのできるこの場が、ブランドの進化にも繋がっていることが分かりました。
実は、私、土井山も石田さんと同じ21卒社員として昨年入社し、今回はじめて「小林の部屋」に参加した社員の1人です。経営トップとの距離が近く相談できる機会が多いことも、オルビスの働きやすい風土を形成しているのだとあらためて実感しました!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
オルビスでは現在、一緒に働く仲間を募集しています。少しでも興味をお持ちいただいた方は、ぜひこちらからご連絡ください。
※本記事内容は、公開日(2022年4月4日)時点の情報に基づきます。
Profile
土井山 幸香(Doiyama Yukika)
2021年新卒入社、HR統括部 広報グループ所属。 広報担当として、オルビス公式ブログの編集、公式SNSアカウントの運用を行う。2022年より、サステナビリティ活動を推進するプロジェクトも兼務している。