12名の学生と描く未来。オルビスが新規事業開発の長期インターンを実施!(前編)
JOB&CULTURE
こんにちは、ブログ担当の中村です。
オルビスでは、毎年学生の皆さんを対象にインターン開催しています。今回は昨年の2021年6月から7月にかけて実施した、約1カ月間の新規事業開発インターンについてご紹介します。
一人ひとりが持つ力を引き出し、多様な価値観や美しさが表現される「スマートエイジング®」という考え方を軸に、ここちよい社会の実現を目指し、未来を見据えて既存の化粧品事業にとらわれない新たな価値創造を推進しているオルビス。今回のインターンは、その中核を担う新規事業開発グループのメンバーがフルコミットで実施するという初の試み。世の中の変化や、価値観の多様化に寄り添い、積極的に未来を見つめた価値創造にチャレンジしているオルビスの基盤を活かし、学生の皆さんにも実際に体験してみないと分からない新規事業開発のリアルを通じて、多くの学びと気づきを持ち帰ってもらいたい、そして学生の皆さんとオルビスの新しい未来を創っていきたいという想いから実施しました。
インターンの様子を通して、オルビスの社風や大切にしている価値観等も感じていただける内容になっていますので、ぜひご一読ください。
新規事業開発のリアルを体感!オルビスの新規事業開発インターンとは?
全4回の全体での集まりを中心に、約1カ月間にわたって実施した今回のインターン。新規事業開発では、アイディアの発散等オフラインでの実施が好ましいプロセスが多いですが、新型コロナウイルスの状況を鑑み、工夫を凝らしてオンラインでの実施となりました。
今回のインターンへは事前に選抜された全国の12名の学生の皆さんが参加し、3つのチームに分かれてグループワーク形式で新規事業開発に取り組みました。将来起業したい、新規事業を興したいという学生を中心に、多方面で活躍している多様な学生。なかには、すでに起業している方やインターン先で新規事業を立ち上げて推進している方も。また、2022年にオルビスへ入社予定の内定者も2名参加しました。新規事業開発グループのメンバーとHRの担当者が各チームにメンターとして参加しており、学生4名と社員2名が1つのチームとなってオルビスの未来を描きます。
テーマは「オルビスの未来の成長ドライバーとなる新規事業の立案」。
オルビスが提供する「スマートエイジング®」という提供価値は、一人ひとりが持つ力を引き出し、多様な価値観や美しさが表現されるここちよい社会を目指した考え方。これを実現する新規事業の立案に取り組みました。テーマのなかで伝えられたのは、「既存の化粧品事業にとらわれる必要はない」ということ。むしろ既存の市場を越境し、新たな市場で「スマートエイジング®」という価値が発揮される新規事業の立案が期待されます。これは、実際にオルビスで新規事業開発に取り組む際にも大切にしていることです。
また、今回のインターンには「リアリティを追求し、アウトプットを志向する1カ月に」という想いが込められています。
「新規事業開発」と聞くと、「楽しそう」とワクワクされる方もいますが、世の中にないものを創る楽しさと同時に、産みの苦しさもたくさん。1つの事業として形になるまで、様々なプロセスも存在します。そんな前例がなく、正解が分からないなかで、様々な苦悩や葛藤を乗り越え、自分たちの信念を込めて事業を推進していくリアルな感覚を、ぜひ学生の皆さんにも体感してもらいたい、という新規事業開発グループメンバーの想いがありました。 実際に、今回のインターンはオルビス側からのインプットは最小限にとどめ、とにかくアウトプットを求められる内容でした。
メンバーの想いを大切にする新規事業開発
インターンでは、新規事業開発において最も求められることのひとつを「推進力」として紹介。企画フェーズでチームの推進力を高めるために重視すべき4つのポイントにそってワークが進行しました。ポイントのひとつは、チームワークづくり。チームメンバーの「こうしたい」という内発的な動機を起点に、チームメンバー全員が当事者意識をもってプロジェクトを推進する力を高められる状態を目指し、チームワーク、そしてチームビジョンをつくるプロセスに取り組みました。
インターン初日には、オルビス側からの「スマートエイジング®」に込めたビジョンの共有を経て、早速チームに分かれてのワークが始まりました。初対面のメンバーがオンラインで対面しながらワークを進めるという難易度の高い状況のなか、学生たちが互いに自己開示しながら、早速「このチームでどういうことを実現したいのか?」を語り合い、チームとしての共通のビジョン・アイデアづくりに取り組みました。
役員西野・メンターとの充実の壁打ち
オルビスの新規事業開発グループは、スピーディーな意思決定ができるよう役員直下に位置し、常日頃から役員とコミュニケーションを取って推進しています。今回のインターンには、新規事業開発グループメンバーのフルコミットに加え、新規事業開発グループを統括している管掌役員の西野も参加しました。初日は、各グループがチームとしての新規事業開発の方向性をある程度検討した段階で、西野に企画の壁打ちをする時間が設けられていました。「初日から役員に壁打ちするなんて緊張する!」という学生もいましたが、しっかりとチームとして創り上げたビジョンを伝えました。
各チームとの壁打ちで、西野から学生に対して繰り返し伝えられたのは、「チームメンバーの全員が、本当に心の底からこの企画を実現したいと思っているのか?」「みんなは、世の中の当たり前とされているルールや規範、常識に一番違和感を覚えやすい世代だと思っている。私たちにない新しい視点を持っている点がみんなの強さなので、ぜひその感性を活かしてほしい。」ということでした。
西野との壁打ちを経て、なんと3チーム全てが、企画を一から見直すことになりました。一時はどうなることかと思われましたが、メンターとも引き続き壁打ちをしながら、「チームメンバー全員が心の底から実現したいこと」を考え直しました。初日ということもありお互いに遠慮もあった状態から、徐々に腹を割って議論できるようになり、時に建設的なコンフリクトも生じながら、「実現したいこと」を明確化していきました。ここから一気に企画の質があがり、推進スピードが加速することとなりました。
経営陣への最終発表!各チームが描く未来とは?
初日の大幅な方針転換を起点に、各チーム一気に企画を推進していった1カ月。全体での会合以外にも、各チームメンバーがオンラインでつながって議論を進めたり、メンターとの壁打ちをしたり。各チームそれぞれの進め方で新規事業開発を考えていきました。
最終日はいよいよ、代表小林を含むオルビスの経営陣への最終発表。各チーム緊張しながらも、1カ月間かけて創り上げた新規事業の企画を、経営陣に向かって堂々とプレゼンしました。企画内容は三者三様。唯一の共通点は、いずれのチームも化粧品ではなかったことでした。各チーム、オルビスの「スマートエイジング®」という提供価値に沿って、それぞれが心から実現したい未来を見据え、今のオルビスにはない全く新しい商品・サービスを企画してくれました。
大学生の世代ならではの視点で、原体験をもとにお客様の解決してほしい課題を丁寧に描き、それを解決する商品・サービスを提案。今の時代感やリアルで等身大な想いが詰まった企画内容に、経営陣も心を打たれて感動していました。経営陣からは、各企画に対して、オルビスの価値観やビジネス推進の視点から優れている点や、よりよくなる点のフィードバックを、1チームあたり30分かけて行われ、学生の鋭い視点に対し、「非常に勉強になった」という感想が飛び交いました。
気になる優勝チームの企画内容は・・・次回記事にて詳しくご紹介いたします!お楽しみに!
参加学生の皆さんの声を一部紹介!
インターン実施後のアンケートでは、学生さんの満足度100%!そして、たくさんの嬉しいコメントをいただきました。全てご紹介したいこところですが、いくつか抜粋してご紹介いたします。
「これまでも企業で新規事業の立案や開発、推進に関わってきたことはあったが、ビジョンドリブンで立案していくものが少なかった印象でした。 今回のインターンでは、まず個々人の人格や想いから事業を練っていったことでビジョンに対しても気持ちも入りやすく、また社員さんからのFBも充実していたため思考を進めることができました。」
「これまで広告等でオルビスの名前はよく聞いていたのですが、どういう会社か深くは理解できていない状態でインターンに参加しました。しかし、会社案内や対外向け記事などを読み、そしてインターンに参加し、本当に一貫して消費者に向き合っていることを知って、なぜかとてもうれしく思い、そんな会社でインターンできていることをとても誇りに思いました。」
「長期にわたってガッツリと事業立案を行なったことで、論理的思考力、コミュニケーション能力、リサーチ力、プレゼン力など、色んなスキルと向き合うことができました。」
「学生にとってこんなに刺激的なインターンはそうあるものではなく、とても勉強になった。また、メンターやほかの社員の方が全力で自分たちに向き合ってくれる点はとてもうれしかった。オンラインでここまでの密度のインターンを受けられるのはかなりすごい。」
学生の皆さんにとっても多くの学びや気づき、成長を得られる機会にしていただけたことを、私たちオルビスとしてもとても嬉しく思います。
今回のインターンで出たフィードバックの多くは、オルビスのなかで日常的に言われていることです。「スマートエイジング®」が実現され、より多くの人が自分らしくここちよく生きられる未来を創っていく。そのために常識に捉われず、変化を恐れずチャレンジしていく。社員一人ひとりが自分自身の「こうありたい」ビジョンを明確に持ち行動する。 これらは、新入社員も含め、オルビスの全社員に求められることです。この記事を通して、オルビスの大切にしている価値観や社風が少しでも伝わっていれば幸いです。
※本記事内容は、公開日(2022年3月2日)時点の情報に基づきます。
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