2024年のオルビスが目指すもの。全社総会『ONE ORBIS FORUM 2023 WINTER』で語られた、「お客様視点」の重要性とは
JOB&CULTURE
こんにちは。ブログ担当の仁尾です。
昨年末、オルビスの下期全社総会イベント「ONE ORBIS FORUM 2023 WINTER」が開催されました。今回のテーマは「Change to confident(自信へ変える)」。
2023年の 成果を自信に変えて、より本質的な視点で お客様視点での顧客価値創出を徹底する。
ブランドとして新たな段階に入ろうとしているオルビスの勢いを感じるOOFレポート、ぜひご一読ください。
実りある2023年を振り返る
「ONE ORBIS FORUM(通称:OOF)」は、夏と冬の年に2回開催される全社総会イベントで、オルビスで働く社員が一堂に集い、私たちの目指す姿を共有する大切な機会です。
2023年は、スキンケアシリーズ『オルビスユー ドットシリーズ』のリニューアルおよびヒット、『オルビス リンクルブライトUVプロテクター』の新旧累計販売数100万本超え、そして発売から12年を経た『エッセンスインヘアミルク』の大躍進と、確かな成果が感じられた一年となりました。
OOFの冒頭では、代表の小林から2023年の振り返りと共に、「成果を自信へ変え、オルビスとしてさらなるお客様への価値の創出につなげていこう」というメッセージが発されました。
代表取締役社長 小林 琢磨
「2023年、3Q時点で業績は売上高、営業利益ともに前年比で二桁成長という、大きな収穫をあげています。現状は通販、店舗、BtoB全てのチャネルで前年を大きく上回る結果です。
オルビスでは、2023年を5年前から取り組んできたリブランディング(構造改革)の成果が現れはじめた年と位置付けています。コロナ終息以降、化粧品市場全体としても業績は上向き傾向ではあるものの、中でもオルビスは確かな手ごたえが得られたと言える一年でした」
小林からの成果をたたえる言葉に、会場全体から、「やりきった」という熱い想いとともに、何度もうなずく様子が見られます。
「今年は大きなヒット商品が3つありました。ひとつはスキンケアの『オルビスユー ドットシリーズ』です。リニューアル後、前年比の150%近い成長を見せています。
次に、多くのベストコスメを獲得している『オルビス リンクルブライトUVプロテクター』。オルビスの日焼け止めは1,000円台が主力商品でした。本商品は3,850円(税込み)と約3倍の価格にも関わらず、オルビス史上、UVカテゴリーにおいて過去最高の売上を達成しました。
そしてSNSで話題となり、2年前の約9倍の売上を出している『エッセンスインヘアミルク』。12年前に発売した商品ですが、『@cosmeベストコスメアワード2023 総合大賞』も獲得しています。
戦略的に商品を開発、PRしてきた『オルビス リンクルブライトUVプロテクター』と、12年前から広告を一度もかけずに販売してきた『エッセンスインヘアミルク』の両方が爆発的に売れました。この2つの商品を両立できたということが、オルビスがお客様に対して付加価値を生み出してきたことを実感する大きなトピックだと見ています」
加えて、BtoB領域のさらなる成長にも現れたように、構造改革を経て、オルビスが通販会社という既存イメージを大きく変え、「スキンケアを中心としたビューティーブランド」としての認知を得ることに成功した結果を振り返りました。
成功事例を共有し合い、バリューチェーンの重要性に触れる
続いて、取締役執行役員の西野がファシリテーターとなり、マイクを手に、会場を横断して、バリューチェーンを担う社員の席を回りインタビューを実施。
オルビスが行動指針として大切にしている「お客様視点」、「未来志向」、「オープンマインド」の観点で、成功事例を共有し合い、理解を深め合いました。
取締役執行役員 西野 英美
商品開発担当者が、『オルビスユー ドットシリーズ』誕生までのストーリーとともに、「自信を持ってお客様にベストの商品を届けられると確信した」という熱い思いを伝えると、お客様に商品をお届けする店舗スタッフが「その熱い思いが詰まった商品をお客様に販売出来ることが幸せです」という思いを述べて、バトンをつなげていきます。
西野は、お客様からの「私の人生、生活からオルビスというブランドがなくなるということは絶対にありません」という声を紹介し、「こうしたお客様がいるブランドで働けることが誇りです。お客様に喜んでいただけることを自分の喜びに変えられる仲間と一緒に、価値を生み出せることを本当に嬉しく思っています」と結びました。
感謝を伝えあうひと時に
西野からのメッセージに続き、社員同士の感謝を伝えあう時間として「スペシャルサンクスカード」の記入とシェアを実施しました。
「ONE ORBIS」として顧客価値の創出に取り組んだ2023年を振り返りながらカードを記入する社員達。
「ありがとう」「助けられたよ」という心からの言葉とともに、カードのシェアを行いました。
「私たち以上に、お客様を幸せにできるブランドはない」と断言できるか
OOF後半では、2023年の成果を踏まえた上での今後の方針が共有されました。小林からは「オルビスの向こう数年を決める最も大事な時期」であることが強調され、2018年からのリブランディングで過去慣性から脱却した今、未来に向けてどのように進化していくかが語られました。
「オルビスは構造改革が成功して高い付加価値を生み出す企業に進化してきました。より本質的な視点で顧客価値の創出を徹底していこうというのが今の段階です。オルビススタイル(旧:オルビスマネジャースタイル)という行動指針もアップデートさせ、一番にお客様視点。『お客様を主語にする』を一丁目一番地に持ってきました。
中長期的にはブランドの”認知”と“連想”をより強化していく必要があります。人口減少が見込まれる未来にオルビスのお客様になっていただく潜在層を増やすためにも、オルビスのブランド姿勢に共感していただきたい。そして私たちはより多くの人に届けることを目指したい。手の届く価格帯でたくさんの人の生活を彩って、ビューティーライフにおけるイノベーションを起こしたいと思っています」
『ビューティーを諦める“格差”をなくし諦めない”人”を増やす』。中長期的な視点でのコーポレートブランディングのコンセプトです。そのために必要なこととして、お客様視点による真のチャネルシームレスなCXの追及についても言及しました。
「これまで『ORBISアプリ』をCXの中心として位置付けていますが、改めて店舗、直販、BtoBなどお客様それぞれが望む買い物の仕方、関わり方に立ち返り、本質的なCXに進化させていくことが中期的に重要になります」
最後に小林は、「顧客価値の創出は最高のブランドを作っていく絶対条件です。お客様の解像度を上げて、お客様の幸せのためにどんな行動をするかを本気で考えてもらいたい。世の中の誰も置き去りにせず、たくさんの人に喜んでもらうブランドに進化していきましょう」と徹底した顧客価値創出の追求を結びの言葉としました。
オルビスの真価が問われる2024年
この後、執行役員の今井が登壇。2024年の事業戦略について説明しました。ここでも強調されたのは、「お客様との関係性の深化=顧客価値創出」です。
執行役員 今井 良輔
「2024年の新商品は、より、お客様との関係性を深める事にフォーカスしたラインナップになっています。心地よく使っていただけるように、お客様のお悩みや課題から企画・開発した商品が入っているのが特徴です。
販売チャネルだけが頑張っても成果にはつながりません。商品がお客様に届くまでの流れ、バリューチェーンを全体で意識しながら進めましょう。そして全ての仕事がお客様にどのような影響を与え、どんな課題の解決をするのかを明確にイメージしてほしいです。
2023年はコロナ明けという追い風もありましたが、2024年は連続して進化できるのか。ブランドの真価が問われる年であり、実績を残せるかが非常に大事です。オルビススタイルをしっかりと行動に移して、一緒に頑張っていきましょう」
休憩を挟んだ後は、懇親会を実施
立食スタイルでの美味しいお酒と食事を楽しみながら、社員同士の交流を深め、1年間の頑張りを称え合いました。そして後半では大抽選会も開催。旅行券などサプライズを含む豪華景品に一喜一憂しながら盛り上がりは最高潮に。1年の締めくくりとして楽しいひとときを過ごしました。
こうして2023年冬のOOFは、時に熱く時に和やかに進められ終幕となりました。オルビスでは2024年も ONE ORBIS で“オルビスだからできる価値”をお客様に届けていきます。
取材・文:中村早紀
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※本記事内容は、公開日(2024年2月15日)時点の情報に基づきます。